5月4日に東京ドームで開催される「RIZIN男祭り」に参戦する現役フジテレビ社員で格闘家のウザ強ヨシヤ(29)が、フジテレビから「戒告」処分を受けたことが報じられ話題となっている。
ウザ強は、昨年10月に行われた「FIGHT CLUB.2」に出演する際も、会社に申請を出したが、「ケガをしたら、仕事に影響が出る」ということが就業規則違反になるとして許可が下りなかったという。
今回の出場については、「会社を辞めるか試合に出るか」の二択を迫られているようで、仮に強行出場した場合は、「戒告」よりさらに厳しい処分が下る可能性があるという。
“サラリーマンと格闘家”という二刀流を目指すウザ強に立ちはだかる壁。この件を報じたニュースのコメント欄には、3000近くのコメントが書き込まれ、賛否両論が巻き起こっている。
《会社に所属しながらボクシングしたりプロレスしたりしてる人はいる》
《フジテレビの名前を出して注目を浴びようとした時点で、個人の自由の範疇は越えた》
《元々RIZINってフジでも中継してたんですけどね…》
《どんな理由でも会社に規則がある以上は従う必要があるでしょう》
さらに、「Yahoo!ニュース エキスパート」である千葉商科大学基盤教育機構准教授の常見陽平氏はこう書き込み、フジの対応を一喝した。
《芸能人に女性アナを紹介した会社が、社員の格闘技を「安全」を理由に反対しても、説得力がない。喝だ。秒殺KOだ。フジのズレっぷりがすごい。格闘家として活動するのも立派な副業である(以下略)》
一連の問題が起こって以降、6月に株主総会を控えるフジテレビ内部は現在、不透明すぎる将来に社員が疑心暗鬼になっているという。さる芸能関係者はこう話す。
「仕事のできるクリエーターたちはみな転職を考え、事務方、営業方は、さらなる内部告発や不祥事発覚に戦々恐々としています。批判を恐れて、こうしたチグハグな対応が起こっているのではないでしょうか。
“魚は頭から腐る”というが、腐り切った組織は、早晩、刷新するしかなさそうだ。
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週刊現代、フライデーの元編集長だった元木昌彦氏は自身のコラムで、フジテレビを一刀両断。関連記事【もっと読む】で詳しく報じている。