今年のゴールデンウイークは「飛び石」というより「分離型」か。5月3日からの“後半戦”について、いまだ予定が立っていないというあなたにおススメしたいのが、2019年公開の映画「君は月夜に光り輝く」(東宝)を鑑賞するという過ごし方だ。


 というのもこの作品、4月下旬の日本を大きく騒がせた2人が出演。今となっては実にスキャンダラスな映画となっているからだ。ひとりは、24日発売の週刊文春で田中圭(40)との「二股不倫」を報じられた永野芽郁(25)。もうひとりは、27日と29日に群馬県高崎市でバウムクーヘンの臨時販売会を開いて大きな話題になった、元ジャングルポケットの斉藤慎二被告(42=不同意性交等罪などで在宅起訴)である。


 その「君月」は佐野徹夜氏による同名の小説が原作で、主演のひとりが永野。不治の病に侵されて入院中の高校1年生・渡良瀬まみず(永野)の目の間に偶然現れた同級生の岡田卓也が、まみずが死ぬまでにやりたいことを“代行体験”することで、その思いを晴らしていくという“青春純愛ストーリー”だ。


 相手役の卓也を演じるのが斉藤……というわけではなくて、ダブル主演の北村匠海(27)なのだが、斉藤は“ぼっち遊び”のひとつ「1人遊園地」を楽しむ男性客役として登場。まみずの「1人遊園地」の願望をかなえるべく来園した卓也と偶然隣り合わせるといったコミカルなシーンに出演している。



北村匠海は「あんぱん」で柳井嵩役

 なお、斉藤は劇中ではチョイ役ながら、公開直前イベントには永野と共に登場し、トークを繰り広げて場を盛り上げていた。


「『君月』は、2017年に公開にされた映画『君の膵臓を食べたい』(キミスイ)と同じ月川翔監督作品で、『キミスイ』でもヒロイン浜辺美波さんの相手役を北村さんが務めたこともあって、よく比較されがちです。当時の永野さんはピュアな青春映画の女子高生役がピタッとはまっていて、『君月』も負けず劣らず人気作なんですけど、レビューサイトにはすでに《(永野の)あんな報道出て大鬱》なんて『君月』ファンの落胆の声も……」(映画ライター)


 ちなみに、永野の相手役の北村は、現在放送中のNHK連続テレビ小説「あんぱん」で柳井嵩役を務めている。こちらには何らスキャンダラスな要素はないが、今を時めく北村と、日本を騒がせた2人が出ているという“怪作”を楽しむというのも、GWの一興じゃないか。


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 斉藤慎二被告主催で世間を騒がせた突然のバウムクーヘン販売会。関連記事【もっと読む】「なぜバウムクーヘン?」「なんで高崎で?」元ジャンポケ斉藤慎二被告の販売会の謎に迫る…では、その謎に迫っている。


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