TBS日曜劇場「キャスター」が6月1日放送の第8話で、ついに世帯視聴率1ケタに転落。ドラマの内容そのものを批判する声もあるだけに、永野芽郁(25)ひとりに“責任”を押しつけるのは酷だろうが、「永野さんの騒動で“清純派女優”の勢力図が塗り替わったことだけは確かです」とドラマ制作会社関係者がこう続ける。


「橋本環奈さんも“パワハラ疑惑”で一時の勢いは失いつつあります。抜けた穴を誰が埋めるのか。業界最注目は、永野さん、橋本さんと同じ元NHK朝ドラヒロインの清原(果耶)さんですね。最近はあまりパッとしませんでしたが、思いがけず最大のチャンスが巡って来た。やはり持っている女優さんですよ」


 清原果耶(23=写真)は7月スタートのTBS火曜ドラマ「初恋DOGs」で主演を務める。火曜ドラマといえば、清原が2022年1月期放送の「ファイトソング」で民放の連ドラ初主演を果たした枠と“縁起”がいい。


「清原さん本人も『恩返しができれば』と気合十分です。前の主演ドラマ『マイダイアリー』(テレビ朝日=24年10月期)は全話平均視聴率2%台と低迷しましたけど、『初恋DOGs』でそこそこの結果を出せれば、十分巻き返せる。もともと21年度前期の朝ドラ『おかえりモネ』で見せたヒロインの透明感は、清純派女優そのもの。一気に《永野芽郁が抜けた穴を埋められるのは清原果耶しかいない》と評価が上がるでしょう」(テレビ誌ライター)


 清原が「初恋DOGs」で演じるのは《愛を信じないクールな弁護士》で、成田凌(31)が演じる《動物しか愛せないこじらせ獣医の“愛犬”同士が恋に落ちたことをきっかけに始まるラブストーリー。そんな2人の前に現れる訳アリの韓国人御曹司を、日本のドラマ初出演となる韓国俳優ナ・イヌが演じる》(公式サイトから)。清原に対して世間が抱いているイメージは知的でクールだったりする。

そういう意味では今回の役柄はハマりそうだ。


「ただ、昔からのファンには内向的な文学少女っぽいというイメージが強すぎて、どうしても作品や役柄によって数字や評価が乱高下するのが、もどかしいんですよ。ヒット作に恵まれなかっただけで、今春のスペシャルドラマ『俺の話は長い~2025・春~』(日本テレビ)で演じた生田斗真さんの姪っ子役のように、演技の幅も広い。ポテンシャルは世間の評価よりもっと高いんです。コメディエンヌとしての才もある。それがもっと世間に浸透すれば、“ポスト永野芽郁”の最右翼でしょう。そのためにも『初恋DOGs』をヒットさせねば」(スポーツ紙芸能担当デスク)


 業界内の清原ファンも熱くなっているようだが、果たして“棚ぼた”のチャンスを生かせるか。


  ◇  ◇  ◇


 その永野芽郁には「独立説」も飛び交うが……関連記事【もっと読む】は必読だ。


編集部おすすめ