香港航空が7,8月の鹿児島空港発着便を全て欠航することが分かったのは12日のこと。香港線は仙台、徳島などでも需要減少を理由に減便が報じられていたが、今回は“ある大地震”のウワサも無関係ではなさそうだ。
“東日本大震災を的中させた”と一部で話題となっており、2021年10月に「完全版」が発売されるや、今年、5月下旬の段階で100万部の大ヒットとなっているたつき涼氏の著書「私が見た未来」(飛鳥新社)で、「7月に日本に大震災が起きるという夢をみた」という“予言”が記されているのだ。
同書は中国語版も発売。中国、台湾、香港を中心にアジア圏にも話題が広がっている。
インバウンド需要を期待する旅行業界はもちろん、「今まで現金一括でマンション購入していた中国人富裕層がパタリと減り、湾岸エリアのマンションの動きが鈍っています。マンションが高騰している中、湾岸エリアは、小さな部屋でも億超えですから、日本人がこの価格帯についていけるかというと難しい。中国系富裕層が戻ってくるであろう秋ごろまで塩漬け状態です」(大手不動産業者)というほど「7月震災説」は各業界で影響を及ぼしている。
エンタメ界もまたこのウワサの影響でアジア圏のアーティストのライブ、テレビ生出演が減っているという。
「6月末から改編期の音楽特番にK-POPグループの姿は減少気味、JYパークプロデュースの韓国発の日本人ボーイズグループao-enが11日にデビューしたが、露出はかなり少なめ。NiziUのデビューでは積極的に帯同していたJYパークの影も薄く、コメントVTR出演になっているのも震災のウワサの影響では、という声もあります」(音楽業界関係者)
一方で、今夏は、日本開催イベントのチケットが入手しやすいというメリットも。「台湾、香港から来日するファンが激減しているおかげで夏休みのコンサートチケットが当選しやすかったり、リセールに流れるんじゃないかと期待している日本在住ファンもいます」(旧ジャニーズ系のファン)という。
「Xデーは7月5日」とも、「7月末にずれ込んだ」「いや8月だ」とSNS上では異論が噴出中だが、震災説が噂で済めば、日本在住のファンにとってはある意味チャンスかもしれない。
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海外脱出するタレントたちも増えている。