「STARTO ENTERTAINMENT」(以下スタート社)の福田淳社長(59)が6月末の任期満了をもって退任すると報じられ、話題となっている。
退任は6月末の株主総会で正式決定し、後任は元フジテレビ専務で元テレビ西日本社長の鈴木克明氏で調整中とも報道されている。
2023年10月から、旧ジャニーズ事務所から社名変更し業務を引き継いだ福田氏は、創業者の性加害問題で混乱を極めた旧ジャニーズ事務所を解体の危機から救ったという評価がある一方で、KAT-TUNの解散や旧ジャニーズJr.のグループ再編などのさまざまな“改革”に対し、古参のファンからは“恨み節“”も多い。
ところで、後任として有力視されている鈴木克明氏とはどんな人物なのか。さる業界関係者はこう話す。
「フジテレビでは、『めざましテレビ』を成功に導いた功労者のひとりで、一時期、畑違いの営業担当取締役に抜擢されていました。“フジの天皇”日枝取締役とは、悪い関係ではなかったようですが、テレビ西日本社長就任後は、番組制作に過剰に口をはさむなど現場を混乱させ、日枝取締役の盟友だったテレビ西日本の会長を激怒させてしまい切られた。退任後は、名ばかりの名誉職に収まっていたが、それもすぐ退任してしまい、正直、最近は忘れられかけていた存在でした」
そんな鈴木氏が、今後、スタート社の第2章をどう切り盛りしていくのかは興味深いところだが、一方で、こんな見方もある。スタート社に近い別の関係者の話。
「結局、福田氏は混乱期のワンポイントリリーフだったわけですよ。騒動が収束してきて、藤島ジュリー景子氏の院政が復活するのではないかという見方もある中、その暁には、やはり鈴木氏はお飾りに終わる可能性は拭い切れない。さらに先日のスタート社の取引先向けのパーティーでも登壇して挨拶していた木村拓哉がいずれ社長に就任するのではないかという説もあります」
確かに、旧ジャニーズ事務所直系のDNAを持ち、いまや同事務所の看板タレントの地位をゆるぎないものとしているキムタクこそ、新生STARTO社をリードするにふさわしい人物だという声はあるようだ。
「プレーイングマネージャーとして活躍するトライストーンの小栗旬の例などもあるし、今やキムタクの内外への求心力は絶大ですから」(前出の関係者)
創業者の悪行は白日の下となり、中居もコケて、“キムタク社長”が現実となる日はやってくるかーー。
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