親会社の株主総会が今月25日に迫り、フジテレビ局内がザワついている。中居正広氏(52)の女性トラブルによってCM出稿が激減し、2025年3月期決算は、純損益328億円の赤字となった。

一般株主の激しい突き上げだけでなく、“物言う株主”の出席によって大荒れになることが予想されているためだ。


 大株主の投資ファンド「ダルトン・インベストメンツ」が「SBIホールディングス」の北尾吉孝社長など12人を取締役の候補者として独自に提案する一方、会社側は清水賢治社長ら11人を取締役の候補者として提案している。そんな中、さらにフジテレビ上層部を不安に陥れるような“怪文書”が出回っている。宛先は東宝、大和証券グループ、電通、東映、NTTドコモなどの“安定株主諸氏”とされている。


 清水社長については、「あの容姿・面構えに幻惑されてはいけない」として、退任した日枝久元取締役相談役と近しい関係だったことが書かれているほか、執行役員でTVer社長の若生伸子氏、経営企画局グループ経営推進担当局長の安田美智代氏、人事局上席HRアドバイザーの柳沢恵子氏についても怪文書では触れられている。


「真偽は不明ですが、若生氏が代表を務めるTVerに関する話や、日枝氏の過去の話など、フジテレビ内部の関係者しか知り得ないと思われる内容が克明に書かれているため、“さすがに全てがデタラメではないのでは…”と動揺を隠せない社員もいます」(フジテレビ関係者)


 フジテレビでは4月にも、フジ・メディア・ホールディングス社長だった金光修氏と清水社長の過去のハラスメントを指摘する怪文書がダルトンやマスコミ各社に送られ、その後、金光氏は退任を発表した。


 株主総会が終わるまでこの手の怪文書が飛び交うと見られており、フジテレビ側は戦々恐々ではないか。


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 金光氏がFMH社長の退任を発表する前にも怪文書が出回った。【関連記事】もあわせて必読だ。


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