女子中高生に人気のファッション誌「ニコラ」(新潮社)の専属モデル(通称ニコモ)出身の女優たちが、このところ芸能界を騒がしている。


 1997年に創刊された同誌のニコモは、これまでに蒼井優(39)、新垣結衣(37)、川口春奈(30)といった人気女優たちを輩出しているが、例えば二股不倫疑惑報道があった永野芽郁(25)、肉親の金銭トラブルで引退を余儀なくされた西内まりや(31)もニコモ出身のため、最近、"ニコモのジンクス"が芸能関係者の間で注目されている。


 そもそも、発端となったのは、16年7月に所属事務所からの独立騒動があった旧芸名、能年玲奈(31)こと“のん”で、芸名使用をめぐり裁判沙汰となり、地上波ドラマからしばらく姿を消すことになった。


 この約3年半後の19年11月には、やはりニコモとしても人気があった沢尻エリカ(39)が麻薬取締法違反容疑で逮捕され、出演予定だったNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の降板を余儀なくされ、急きょ代役に川口が抜擢されることになったのは記憶に新しい。


 事務所の独立騒動、違法薬物違反、二股不倫疑惑、身内の金銭トラブルと、スキャンダルの種類は異なるものの、いずれも人気ニコモ出身者が引き起こしたトラブルに、芸能記者たちは因縁めいたものを感じ、SNSでは現代の都市伝説のように受け止められようとしている。


■メンズモデル出身の中川大志もトバッチリ


「昨年10月に橋本環奈(26)のパワハラ疑惑報道が世間を賑わせましたが、この流れ弾が当たった感がある中川大志(27)も、実は2011年にオーディションに合格したニコモファミリーのひとりです。22年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の好演で大ブレーク目前だったにもかかわらず、橋本とのキス写真が全てを台無しにしてしまった……。そう考えると、のん、沢尻、中川、永野、西内といった、騒動やトラブルを起こしたタレントのプロフィルにはなぜか『ニコラ』の文字があるわけですから、芸能記者ならずとも何か感じてしまうのも仕方のないところでしょうね」(芸能プロダクション関係者)


「ニコモのジンクス」をめぐり、芸能記者が今、特に注目しているのは、有名人夫婦だという。ニコモ出身の新垣は21年5月に星野源(44)と結婚し、飯豊まりえ(27)は昨年5月に高橋一生(44)と結婚。同年11月に山本舞香(27)が森進一と森昌子の三男でМY FIRST STORYのHiro(31)と結婚している。もちろん、今のところ全くといっていいほど何か現実的な噂はないものの、突然“まさか”が発表されることは珍しいことでもない。これからニコモ出身のタレントの離婚などがあれば、再びこのジンクスが注目を集めることになりそうだ。


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