日本初の新型コロナウイルスの集団感染が発生した豪華客船で、未知のウイルスと対峙した人々を追った映画「フロントライン」が今月13日に公開され、好調のようだ。トップは吉沢亮の「国宝」に譲っているが、公開2週を過ぎた23日の時点で、累計動員60万人、興収8億円突破のヒットとなっている。


 主人公で災害派遣医療チーム「DMAT」の指揮官・結城英晴役を演じたのが小栗旬(42)。2023年6月、所属事務所「トライストーン・エンタテイメント」の2代目代表取締役社長に就任し、役者と社長業の二刀流で今作に挑んでいる。しかし、キー局関係者はこう言うのだ。


「トライストーンは、ここのところ、永野芽郁との不倫疑惑騒動が起きた田中圭の対応にてんやわんやでした。しかし、実質的に対応に当たっていたのは、事務所の創業者であり会長である初代社長の山本又一朗氏が中心。この件に関しては、社長といえども、小栗は決して中心的に関与している訳ではなかったようだ。なんだかんだ言っても、小栗の活動としては、以前、俳優業の比重が高いままなのです」


 小栗と言えば、新型コロナの流行前には、家族で米・ロサンゼルスに移住し、本格的なハリウッド進出を目指したことがあった。ハリウッド映画「ゴジラvsコング」(21年)に出演し、目標だったハリウッドデビューを飾ったことも話題となったが…。


「まったく見せ場がなく、あれなら出ない方が良かったというのが業界の見方です。本人もそれを痛感し、語学力の足りなさも感じていたようで、結局、コロナの影響もあり家族で帰国。その後、NHK大河『鎌倉殿の13人』(2022年)での高評価を経て、事務所の2代目社長に収まりました」(映画関係者)


 そもそも、最近のハリウッド作では日本人の役が登場する作品は決して多くない。そんな状況も小栗にとって不運だったと、この関係者は話しているが、小栗にとっては、日本映画と言えども、久方ぶりの主演映画のヒットに胸をなでおろしているはずだという。


「内心、今度は語学などの十分な準備をして、胸のうちでは、極秘裏に再びハリウッド挑戦を考えている可能性はあります」(前同)と言う。


 未知の困難と対峙する小栗の「フロントライン」は再び訪れるかも知れない。


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 小栗旬に関する必見情報は、【もっと読む】『芽郁&田中圭「終わりなき不倫騒動」で小栗旬社長の限界も露呈…自ら女性スキャンダルの過去』他、関連記事に詳しい。


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