【あの有名人の意外な学歴】#14
永瀬廉(King & Prince/26歳)
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「超美男子が集まる」と評判の学校があった。「スポーツ・芸能コース」を擁する私立日出高校(現目黒日本大学高校)だ。
「日出といえば、堀越と並ぶタレント学校として認知されてきましたが、かつては山口百恵や仲間由紀恵ら、女性芸能人しかいなかった」と話すのは芸能プロダクションの元幹部。日出高校が男子生徒を採り始めたのは2005年から。それまでは女子校だった。「共学化してからはイケメンランキングの上位にくるような男性芸能人やその卵がやたらと目立つようになった」(同)という。
竹内涼真、福士蒼汰、吉沢亮、横浜流星、北村匠海……。挙げだしたらきりがないほど、誰もが納得のハンサムぞろいなのだ。そしてもう一人、在学したのは1年間だけだが、忘れてはならないイケメンがいる。「全角度国宝級」と称されるKing & Prince(キンプリ)の永瀬廉(26)である。21年度前期の朝の連ドラ「おかえりモネ」でヒロイン(清原果耶)の幼馴染みを演じると、どこか哀愁が漂う表情に、ティーンエージャーだけでなく、中高年の女性ファンが一気に増えた。
永瀬が旧ジャニーズ事務所(現STARTO ENTERTAINMENT)に入所したのは大阪の公立中学に入学する直前。母親が内緒で履歴書を送り、渋々オーディションを受けると合格してしまった。
■中島健人から勧められて
東京の学校に転校することになったのは「旧ジャニーズの事情と思われがちだが、それは違う」と話すのは同事務所にくわしい芸能記者。キンプリの前身のMr.King vs Mr.Princeが結成されたのは永瀬が高校2年の6月。
「キンプリのデビューを切望し平野紫耀(現Number_i)らとジャニー喜多川社長(当時)に直談判する。本気度を見せるために上京してきたとの見方もあった」
実際の理由は家庭の事情。父親が東京に転勤になり、家族全員で引っ越すことになったのだ。
「東京生まれですが、父は転勤が多く、永瀬は幼い頃、北海道にも住んでいる。その後、大阪に移り、再び東京に来ることになった。たまたまキンプリのデビュー前後と時期が重なったというのが真相です」(同記者)
大学は明治学院大社会学部に進んだ。
中島は5年で卒業。永瀬はそれを上回る6年半かかって一昨年秋に卒業した。同大の9月卒業制度を使ってのものだ。卒論のテーマは「人が応援するという心理」だった。
(田中幾太郎/ジャーナリスト)