日本テレビ系の看板番組「24時間テレビ」(8月30、31日OA)が、放送開始48回目にして最大の危機に直面しているという。


 すでに今年に関しては「くりぃむしちゅー」の上田晋也(55)、羽鳥慎一(54)、同局の水卜麻美アナウンサー(38)が総合司会を担当することが決定。

さらにチャリティーパートナーとして氷川きよし(47)、King&Princeの永瀬廉(26)と高橋海人(26)、浜辺美波(24)、志尊淳(30)、やす子(26)、長嶋一茂(59)らが務めることを発表済みだ。


「能登半島の復活チャリティー企画や嵐のサプライズコンサート、さらに長嶋茂雄追悼コーナー。そしてチャリティーマラソンと番組の企画は目白押しです」(日テレ関係者)


 すべてがおぜん立てされ、後は放送日を待つのみにもかかわらず、今になって同番組のスポンサーをめぐって「あるトラブル」が生じているというのだ。


「第1回(1978年)の放送からメインスポンサーを担ってきた日産ですよ。すでに電通を通じて、今年もメインスポンサーを務める契約を済ませているのですが、今になって金額面で微妙な修正案が出てきたというんです。そこそこ大きな金額のようですよ。さすがに日産に次ぐスポンサーのイオンが日産の不足分を補うのは理不尽だし、不可能です。今になって日テレの制作サイドは番組規模の縮小やイベント企画の見直しを迫られています」(前出の日テレ関係者)


 日産をめぐっては、最終赤字が過去最大の6700億円超であることが5月に発表されたばかり。2027年度までに日産グループ全体で約2万人にも及ぶ従業員の解雇を実施する。


「日産は神奈川県横須賀市にある主力工場の追浜工場や同県の平塚市にある子会社・日産車体の湘南工場の閉鎖や休止を検討している。自治体も撤回に必死な様子ですが、今の日産は生きるか死ぬかの瀬戸際状態。リストラに踏み切り工場を潰さないと本体が危うい状態なわけですよ」(前出の日テレ関係者)


 そうしたなか日産社内でも問題視されているのが「24時間テレビ」のスポンサード問題だという。


「社員をリストラするというのに『24時間テレビ』にン億、いやン十億円……正確な金額は知らないがこんなことは絶対にありえない。地球を救う前に我々、従業員を救ってくれよという話です」(日産関係者)


 ちなみに日産の同番組へのスポンサー料は、「金額は明らかにされていないので日産の幹部数人しか知りませんが、一説には、3億円なんて話もある。天下の『24時間テレビ』ですからね。これまでの規模感を考えると10億は下らないのでは」(広告代理店関係者)。


 確かに10億円以上もあったら、従業員の雇用の確保が優先か。ホンダと経営統合していれば……。覆水盆に返らずとはこのことか。


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 毎年のように批判を浴び、さまざまな問題が起きる「24時間テレビ」については、【関連記事】「24時間テレビ」出演者の“ギャラ問題”再燃…「やす子は1000万円」を本人否定も疑念の声やまずなども必読だ。


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