とんだトバッチリだ。


 女優の木村文乃(37)が主演を務めるフジテレビ系木曜劇場「愛の、がっこう。」の初回が10日に放送された。


 同ドラマは、「白い巨塔」(フジ系)など数々の名作ドラマを手がけた井上由美子氏が脚本を手がけ、木村演じる高校教師と、人気グループ・Snow Manのラウール(22)演じるホストの禁断の恋が描かれる。


 はやりのホストの世界を舞台に、ラウールファンの視聴を当て込んでのキャスティングだったことは明らかだが、初回の平均世帯視聴率は4.7%(関東地区・ビデオリサーチ調べ)と低調なスタート。おまけに放送終了後、テロップでドラマの内容に“注釈”を付けることになってしまった。


 放送終了後、画面が真っ暗になり、そこに白い字で注意喚起のテロップが表示された。そこには、《令和7年6月28日に改正風営法が施行されました。このドラマのホストクラブにおける一部表現には、違反となりうる営業行為が含まれています。改正風営法については、番組公式ホームページ(HP)をご覧ください》と書かれ、HPで改正風営法を詳細に説明する事態に…。


「制作サイドは、まさかドラマの放送直前にこんなことになるとは思わなかったでしょう。ドラマの中で描かれているホストクラブもホストも違法行為を連発していることになり、まったくリアリティーがなくなってしまった」(テレビ局関係者)


 苦境のフジを意気に感じてオファーを受けた木村だが、とんだトバッチリとなってしまった。木村は、6月末にも、体調不良により緊急入院し撮影がストップしていたことが女性週刊誌で報じられている。このドラマ、何かとゲンが悪いのか。スポーツ紙芸能担当記者がこう話す。


「木村といえば、『ドクターX』の後継として大いに期待されていたテレビ朝日系『七人の秘書』がシリーズ化されたが、劇場版がコケて、シリーズ化には至らなかった。もし、そちらが続いていればフジのオファーを受けることもなかったでしょう。ドラマ部門での復権を目指しているフジとしても頭が痛いでしょうね」


 第1話のTVerでの再生数が100万回を突破したと報じられているのが唯一の救いだが、フィクションと割り切って振り切らないと今後の浮上は容易ではなさそうだ。


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 今季「夏ドラマ」の話題は、いつもにも増して話題作がいっぱいだ。関連記事【もっと読む】松本潤&小芝風花"急接近"だけが7月期ドラマの見どころか? 警察ものと旧ジャニーズばかりの前評判…では、同作の見どころについて伝えている。


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