スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサー(76)が11日、愛・地球博記念公園/ジブリパークで行われた「鈴木敏夫とジブリ展」オープニングセレモニーに出席し、囲み取材に応じた。


 同展は日本各地を巡回し、今回が14カ所目。

愛・地球博20周年事業の一環として、15メートルの湯屋など新たな展示のほか、弊紙連載「体験的女優論」コーナーもバージョンアップ。


 今回の見どころについて「いつもよりサイズが大きいので伝えられる余裕がある。慌てないでゆっくり見ていただけるのがセールスポイントかなと思います。15メートルの湯屋は前から提案したんだけど、なかなか難しい大きさだって言うから、先に造っちゃえばいいと思ってね(笑)」と語った。



「散歩の途中、疲れ切ったときに思いつく」

 ジブリ作品のキャッチコピーについて意識していることを聞かれ「時代ですね。その時代がどういう気分なのか、それがマッチすればみんな応えてくれる、そういうふうに考えています。アイデアは散歩の途中に、散歩して疲れ切った時に思いつくんです。ジブリは宮崎駿のために作ったスタジオ。結局はね、この展示は、僕を通してジブリっていうか宮崎駿を体験できる仕組みになっているんです。やりたいのは宮崎駿なんだけど、怒っちゃうのよ、あのヒトが(笑)。だから、鈴木敏夫展になぞらえた宮崎駿展です」と明かした。


 鈴木氏が影響を受けたカルチャー、名プロデューサーの仕事術、当時の熱気をも体感できる異色の展示。

ジブリパーク含め、大人が楽しめるスポットだ(開催は9月25日まで、要予約)。


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 2024年初夏、視聴者はスタジオジブリと日本テレビを疑いの目で見ていた。【もっと読む】ジブリファン「買収は今夏に向けての布石だったのか?」の疑念…日テレ24時間テレビ放送強行に批判殺到…では、当時、「24時間テレビ」に寄せられていた批判について伝えている。


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