お笑い芸人の千原せいじ(55)がクルド人問題に取り組む埼玉県戸田市議の河合悠祐氏(44)と対談した動画が大炎上。配信から1週間経ったが、千原のSNSには批判が殺到している。
千原は、今月18日のニコニコチャンネルプラスの有料ライブ配信に河合氏をオファー。移民問題について議論を始めるも噛み合わず、千原が「そもそも外国人問題に興味ない」などの問題発言を連発。これに河合氏が追及すると、千原は「おまえ、いじめられっ子やったやろ?」「お前、いじめられっ子オーラ、いかついぞ!」と笑いながら暴言を吐いたことで炎上する騒動に……。
「千原さんは17日に同県の西川口と蕨を訪れ、そのロケの様子を見ながら川口市で問題になっている移民問題について話を聞く企画でしたが、河合氏の話をロクに聞かずに批判し、言い負かされて『いじめられっ子』発言に。その前に別番組で炎上した田村淳さんも同じですが、ちょっと現場に立ち寄っただけでご意見番のスタンスを取っているものの、勉強不足が否めません。千原さんのチャンネルを見ると、最近はショート動画などで政治批判も頻繁に更新し、手ごたえを感じていたのでしょう。今回の動画は122万回再生で、最近はせいぜい10万~20万回再生の動画ばかりでしたから、炎上商法としては成功でしょうが……」(スポーツ紙芸能記者)
ただし、約51万人いたチャンネル登録者は一気に1万人が解除。YouTuberとして厳しい局面に立たされているが、今回の炎上騒動で他方向からの"批判"も上がっている。
■僧侶からも批判の声が……
"僧侶"としても活動していた千原について、日本仏教協会は22日に公式サイトのブログを更新し、同会顧問を辞任していたことを明かした。
千原は、昨年5月に得度し天台宗の僧侶(千原靖賢=ちはら せいけん)の名前でも活動し、同年11月に同協会の顧問に就任していた。また同協会によれば、5月13日に千原から辞任の意向があり、6月25日には千原の顧問弁護士から辞任届が届いたという。そのため、今回の騒動とは無関係だが、"同業者"からはSNSを通じて疑問の声があがっている。
たとえば、関東のお寺の住職を名乗るSNSでは、《千原せいじ氏が顧問を辞任した「日本仏教協会」という団体についてのご質問にお答えします 正直、今回の件があるまで、この団体の存在すら知りませんでしたし、代表の方も存じ上げません》と発信されている。
「この日本仏教協会は、一般社団法人で17年に個人が設立した団体。大多数の伝統仏教諸宗派が設立した『公益財団法人全日本仏教会』とは別物で、前者は僧侶資格証明証の発行や修行体験イベント、検定試験などの"商売っ気"のある取り組みが多い印象であることから、僧侶たちからは反発の声がある。さらに、千原さんが半年で顧問を辞めたことも明らかになり、『日本仏教協会』との関係でも何かあったのではないかと囁かれている。"僧侶活動"も厳しい感じになってきました。また千原さんはメンタルケアカウンセラーの資格取得も明らかにしていますが、いじめ被害者を否定するような暴言が出た今はどの方面でも活動に影響が出てしまうでしょう」(週刊誌記者)
とはいえ、千原は自身のショート動画で「アンチ」について、「そんなやつを相手にしてる時間 俺の人生においてないねん」「アンチが来たらなんやったらラッキーやん」と配信。今回の騒動も、"おいしい"とくらいに感じているのだろうか。
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