「違う道に行ってくれてよかったです」


 7月26日放送の「ごぶごぶ」(MBSテレビ)で、長男で4人組のバンド「OKAMOTO'S」ベーシストのハマ・オカモト(34)について話したのが、MCの「ダウンタウン」浜田雅功(62)。


 番組に出演した堺正章(78)が、9月にビルボードライブ大阪でライブを行う自身のプロジェクト「堺正章 to MAGNETS」にハマが参加していることを明かし、それを知らなかった浜田は驚きの表情を見せた。

堺から「どうなんですか? 息子が違う道だけど同じ芸能界に入って」と聞かれると、浜田は冒頭のように答えた。ハマはいわゆる2世タレントだが、お笑いの大御所である浜田の力を借りずにメジャーデビューを果たし、バンドは成功している。


「浜田とハマは5月に大阪の万博記念公園で行われた『ごぶごぶフェスティバル』でのフェス初共演が話題になりました。『OKAMOTO'S』は中学からの同級生で結成されていますが、ハマ本人の意向で自身が浜田と母親の小川菜摘の子どもであることを2013年まで公にせず、成功に至るまで親の力を借りていないといいます。芸能人2世は必ず“親の七光”と言われますが、俳優やタレントでもそれが通用するのは最初だけで、本人の実力と人気が伴わないと息の長い活躍はできないものです」(スポーツ紙記者)


 芸能界の中でもとりわけ親の七光りが通用しないのが音楽業界で、親が業界の成功者でもそれは同じだという。


■ジャニーズ時代は「親がかり」の声も…


「森山良子を母に持ち、ムッシュかまやつが従伯父にあたるシンガー・ソングライターの森山直太朗のほか、森進一、森昌子を両親に持つ『ONE OK ROCK』のTaka、『MY FIRST STORY』のボーカルのHiroのほか、会社員の次男も『はてな』としてデビューしていることが明らかになり、いずれも家族が業界の成功者であることから際立つのが遺伝子の凄さです。親の直接の関与がなくてデビューしても、幼少期から周囲に音楽関係者が多くいることから一般人に比べてかなり有利な面はあります。Takaは旧ジャニーズ事務所時代に『NEWS』のメンバーになれたのは“親がかり”というのがファンの間ではもっぱらの噂でしたが、世界的人気を得ている今の成功はそれとは別物でしょう。親の力だけで楽曲が支持を得て、ライブに集客し続けるのは不可能ですから」(音楽ライター)


 親が有力者でも成功しなかった例も少なくないという。


「かつてヒットを連発した超売れっ子作詞家の子息のバンドがメジャーデビューし、親自身が詞を提供したことがありました。楽曲もボーカルも非常によかったものの、残念ながら曲がヒットすることなくバンドは解散しています。音楽は偉大な親が関与したからといって、ファンの支持が得られて売れるような世界でないことが分かります。

ほかにもサザンオールスターズの桑田佳祐の長男もバンドでメジャーデビューしていますが、偉大過ぎる親に追いつくまでにはなっていません」(前出の音楽ライター)


 浜田とハマは同じ芸能界でもジャンルが違うが、「Dragon Ash」の降谷建志(46)もそれと似たケースと言える。


「降谷は親が俳優の古谷一行であることを隠して、苗字を一字変えているように、親とジャンルが違う場合、特に親の関与を嫌って自らの実力で成功したいという強い信念の持ち主が少なくないようです」(前出の音楽ライター)


 実力で成功した暁には、親の人脈を堂々と生かせるポジションにいられるのも、2世ならではだろう。


  ◇  ◇  ◇


 父親・浜田の盟友・松本人志の復帰は近い? 関連記事【もっと読む】『松本人志“ビットコイン資産激増”報道の一方で…秋から始動の「ダウンタウンチャンネル」の不安要素…』で報じている。


編集部おすすめ