今年も残り4カ月という後半戦に入り、CМ起用女優部門のランキングは混迷の様相を呈している。その原因としてまず挙げられるのは、4月に二股不倫疑惑を報じられた永野芽郁(25)。

この報道まで、永野は絶好調そのもの。昨年末に公開され、興行収入60億円超を記録した映画『はたらく細胞』のメガヒットもあり、新たなCМオファーが殺到するだろうと、誰もが信じて疑わなかった。昨年末に発表された"2024年タレントCМ起用社数ランキング"(ニホンモニター)で、永野の契約クライアント数は10社、ランキングは同率で第8位だったから、順調にいけばトップにも名を連ねると予想する芸能関係者も多かった。


 また、7月には、2024年同ランキングで第7位、契約数は11社だった浜辺美波(24)にKing&Prince・永瀬廉(26)との熱愛が発覚したりと、ランキング上位のタレントたちの周りが急に騒がしくなってきた。


 激しいランキング争いの中、筆者の耳に飛び込んできたのは、"次世代ヒロイン"と呼ばれる若手女優2人が、クライアントとの契約数を2桁に伸ばしているという衝撃的な情報だ。


■「あんぱん」の追い風で認知度アップのニューヒロイン


 1人目は、放送中のNHK連続テレビ小説「あんぱん」でヒロインの末妹役を務めている原菜乃華(21)。原は2023年の契約クライアント数は1社のみだったものの、昨年には5社と、じわりじわりと認知度をアップさせている。


「やはり『あんぱん』が追い風になっていることは疑う余地はないでしょう。妊婦や母親役も演じる原はまだ21歳ですが、幅広い世代に愛される天真爛漫なキャラクターが光ります。キッコーマン、丸亀製麺、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンといった、若いファミリー層にターゲットを合わせるクライアントから強い支持を得ています」(広告関係者)


 そしてもう一人は、昨年の連続ドラマ「ブルーモーメント」(フジテレビ系)でヒロイン役を務めた出口夏希(23)だ。


 出口は23年の契約クライアント数は2社だったが、昨年には原と同じ5社になり、広告業界では大注目のひとり。


「出口は"ミス・セブンティーン"出身で、業界では"Z世代(9~28歳世代)に強く影響力を与える女性タレント"のひとりという認識です。

BANDAI SPIRITS、U-NEXT HOLDINGS、JR東日本"JR SKISKI"といった、原のクライアントよりは少々若めのターゲットを狙う会社の支持を得ています。2人をめぐり、現在、水面下で製菓会社や化粧品メーカーといった、まだ手付かずのクライアントたちが丁々発止の争奪戦を繰り広げているという噂です」(前出・広告関係者)


 今年上半期のランキングは芦田愛菜(19社)、川口春奈(18社)、今田美桜(15社)がトップ3だった。この2人がランキング入りするのは時間の問題だろう。


(芋澤貞雄/芸能ジャーナリスト)


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 CM女王の名をほしいままにする川口春奈だが、「ダサい」との声が上がってしまった出演作がある。関連記事【もっと読む】どうした川口春奈? CM女王の最近の出演作が《ダサすぎて見ていて辛い》とファン落胆…では、同CMに上がった視聴者から上がった悲鳴について伝えている。


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