8月30日から31日にかけて放送された「24時間テレビ48」(日本テレビ系)では、チャリティーランナーを務めた「SUPER EIGHT」の横山裕(44)に大きな注目が集まった。
両国国技館でゴールした直後の31日午後8時45分には、番組瞬間最高視聴率(世帯)の25.4%(関東地区・ビデオリサーチ調べ)。
横山は、3歳の時に両親が離婚。その後、再婚した横山姓を持つ父との間にできた6歳、8歳と年の離れた異父弟がいるが、その後、母はがんに侵され、闘病中に再婚相手とも離婚。幼い2人の弟は児童養護施設に預けられ、横山は家計を支えるため、中学を卒業してすぐに建設会社に就職。工事現場で働きながら、ジャニーズJr.としての活動を開始し、23歳で関ジャニ∞としてデビューを果たす。その後も、父親代わりとして、弟たちを経済的に援助していたことが番組内で明かされた。
このカミングアウトに、SUPER EIGHTのメンバーである村上信五(43)は、「ここへ来て、いきなりパンドラの箱を開け出した。言いたくないこともあったと思う」と驚き、スタート時の激励に訪れた親友の「嵐」の相葉雅紀(42)は、横山の事情を知っていたらしく「無理だけはしないで」涙ながらにエールを送った。
一方で、昨年のチャリティーランナーを務めたやす子(26)もまた、18歳まで経済的な理由から児童養護施設にいたことを明らかにしていた。
しかし、チャリティーのためとは言え、炎天下でのマラソンの危険性や複雑な生い立ちをカミングアウトして感動を誘い、募金を集める手法には、SNS上で疑問の声も少なくない。さる放送関係者はこう話す。
「やす子、横山と、ここ2年は『児童養護施設』がキーワードになっていた。
確かに、複雑な家庭環境や不遇な生い立ちをつまびらかにすることに違和感を覚える芸能人はいるだろう。
「確かに芸能人は、そういう面での苦労人は少なくないですからね。元AKB48仲川遥香や、歌手の小柳ゆき、ダイヤモンド☆ユカイ、坂上忍なども期間の差こそあれ、児童養護施設に世話になったことを著書やインタビュー、テレビ番組で語っています」(前同)
さらにはこんな話もある。さる芸能ライターの話。
「現在、“通販の帝王”として活躍するタレントの保阪尚希は、7歳の時に両親が自殺し、大変な苦労を経験したのち、芸能界入りしたことは有名です。かつて彼は雑誌のインタビューで、『芸能界はいじめられっこの集まりだ』という言い方をしていましたね。複雑な家庭環境の元で育ったり、貧困に喘いでいたり、差別を受けたりして、それによってハングリー精神を持って、成功した人も多いと話していました」
最後はフラフラになりながら、亡くなった“おかん”への思いとともに、感動的にゴールした横山だが、来年のマラソンもこの路線が続くのだろうかーー。
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