天海祐希(58)が主演を務めるテレビ朝日系の人気ドラマシリーズ「緊急取調室」が10月16日にスタートする。
天海演じる叩き上げの取調官・真壁有希子が、可視化設備の整った特別取調室で取り調べを行う専門チーム「緊急事案対応取調班(通称キントリ)」のメンバーと共に、数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げる。
12年の歴史を誇る人気シリーズだが、ドラマ版終了後の12月26日に公開される「劇場版『緊急取調室 THE FINAL』」でシリーズが完結を迎えることになった。
「本来、劇場版は2023年に公開され、それで完結の予定でしたが、23年5月に起きた、敵のラスボス役で出演していた(市川)猿之助の事件で事態が一変しました。その後の代役探しや再撮など、もろもろの大人の事情により、公開が延び延びになっていましたが、おかげで、ドラマ版の新シリーズも放送されることになった。かなりの高視聴率を記録しそうで、その勢いで劇場版もヒットが期待されています」(テレ朝関係者)
さらに気になるのが、シリーズ終了後の天海の動向。「緊急取調室」が大団円となり、テレ朝にとっては大功労者となることは間違いなさそうだが、いまだに苦境が続く、あの局の"救世主"になり得るかもしれないというのだ。
「天海さんといえば、いずれもフジテレビ系で放送された『離婚弁護士』と『BOSS』が好評でしたが、長期にわたるシリーズ作品とはならなかった。両作品とも復活を待ち望むファンは多いはずで、続編という話が出てくるかもしれません。テレ朝の看板ドラマだった『科捜研の女』に主演していた沢口靖子さんも、“月9”で警察モノを始めるわけですし、天海もフジに返り咲きという話はあり得ると思います」(スポーツ紙芸能担当記者)
それとも、新たな作品に挑戦することになるのか。天海の胸中やいかに。
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フジテレビにテレビ朝日が乗り入れているのかと一瞬ながら考えてしまいそうだ。関連記事【もっと読む】沢口靖子が刑事役の「月9」、三谷幸喜は巻き返しへ…起死回生を狙うフジテレビ“ドラマ戦略”の行方…では、2025年10月期の「月9」について伝えている。