俳優・宮崎美子が24年ぶりに連続ドラマに主演する、東海テレビフジテレビ系土ドラ『介護スナックベルサイユ』(10月11日スタート、毎週土曜 後11:40)の場面カット・あらすじやゲストが27日、公開された。

 どこにでもあるスナックのようにみえるが、 介護士資格をもつスタッフが常駐する「介護スナックベルサイユ」を舞台にした、ヒューマン・ファンタジー。
ママ・上杉まりえ (宮崎)が仕入れから担当する “魔法のワイン”「SEE YOU IN MY DREAMS」が、訪れる客を “人生最期の夢”へを誘う。

 共演は、杢代和人をはじめ、笛木優子木村了、杏花、高山広、森日菜美。さらに、第1話ゲストに片岡鶴太郎、清水美砂/多岐川裕美、藤田弓子、第2話ゲストに柄本明、佐々木春香/かとうかず子、弓削智久の登場が決まった。

 原作・脚本は、NHK連続テレビ小説『すずらん』『あぐり』などの清水有生氏が手がける。全11回予定。

■ものがたり
「ようこそ、ベルサイユへ」ママ・上杉まりえ(宮崎美子)が、優しい笑顔で客を出迎える。東京郊外にある『介護スナックベルサイユ』。客の大半は、要介護認定を受けた高齢者だ。

一見どこにでもあるスナックのようだが、ここは立派な介護現場。ボックス席では血圧測定が、ステージでは体操の指導が行われている。点滴をうってもらったり、とろみ剤入りのビールを飲んだり介護が必要だった客がみるみるうちに生気を取り戻していく。ベルサイユには、魔訶不思議な世界が広がっている。


「今夜はあのワインをご希望です」この日、やってきたのは常連客の菱沼五郎(片岡鶴太郎)。大衆演劇の元役者で、医師からもってあと1週間と宣告されている。まりえが提供するのは、“魔法のワイン”。五郎の前におかれたグラスにゆっくりとワインを注ぐ。「会いたい人はお決まりですか?」

ワインが飲めるのは生涯でたった一度、しかも一人一杯だけ。客は人生最後の夢を叶えたいと、注文するのだ。五郎が会いたかったのは、大衆演劇のトップスター市村雪之丞(清水美砂)。その理由とは…

ベルサイユには、毎夜、魔法のワインを求めて客が訪れる。服飾デザイナー・安原すみえ(多岐川裕美)、土木工事会社社長・本多伸夫(柄本明)、元新聞社論説委員・飯田園子(かとうかず子)…。念願の再会を果たした客人たち。長年の想いをせつせつと語り出すが、願いは叶うのか…

「お客さん、あのスナック変ですよね?」客の送迎を担当する21歳の大学生・神代大輝(杢代和人)は店の不思議な現象に戸惑うばかりだった。

身体が思うように動かず不自由な思いをしているけれど、最後まで人生を楽しみたい―、そんなささやかな希望を叶える『介護スナックベルサイユ』まもなくオープン!
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