北朝鮮の女子サッカーチームが韓国で公式戦を行う。20日に開催されるアジアサッカー連盟の準決勝の舞台がたまたま韓国となり、北朝鮮チームが遠征する形だ。


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 これに対し韓国政府は「南北相互理解の増進に寄与する」として、北朝鮮応援団に南北協力基金から3100万円を支援することを決定した。応援団は民間団体であり、観戦チケットや応援グッズ購入費用などに充てられる。応援団の規模は南北合わせて約3000人とされ、単純計算で1人当たり約1万円の補助となる。

 応援スローガンには「北韓」など北朝鮮を直接連想させる表現を使わないことが求められる。これは2022年杭州アジア大会で取材陣が多用したため、北朝鮮から抗議が入った経緯による。また、アジアサッカー連盟の規定に基づき、競技場内での政治的・宗教的表現は禁止されており、統一旗の持ち込みも認められない。

 韓国政府の支援は「北朝鮮ファースト」との批判も呼んでいるが、公式戦を正しく行うための措置とも言える。北朝鮮応援団の存在が試合の熱気を高める一方で、南北関係の複雑さを改めて浮き彫りにしている。
【編集:fa】
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