フィリピン・ルソン島パンパンガ州アンヘレス市バリバゴ地区のテオドロ通りで建設中だった9階建てビルが崩壊した事故は、発生から4日目を迎え、大型重機を投入した凄惨な遺体回収作戦が続けられている。

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 現場指揮本部の公式発表によると、分厚いコンクリートスラブが幾重にも重なるパンケーキ崩壊の底から新たに遺体が収容され、これまでに確認された死亡者は5名となった。


 その中には、隣接するホテルに滞在中に巻き込まれた65歳のマレーシア人観光客も含まれている。依然として10数名が行方不明となっており、現場から生還した複数の建設作業員は、地方から呼び寄せられた同僚の家族の中に1歳から2歳とみられる幼児を含む小さな子供たちが含まれており、崩壊時に宿舎エリアに取り残されたとフィリピン・デイリー・インクワイラー紙などに生々しい証言を寄せており、全土に衝撃が広がっている。

 事態が最悪の局面を迎える中、地元メディアや国会では行政の事前チェック体制に対する怒りの声が沸騰している。ビルのオーナーであるアーネスト・ジャクソン・リム氏らは、2023年6月に正規の建築許可を取得していたが、実際には限界を超えた細い柱の上に、無許可で10階部分および1立方メートルあたり1トンもの重量がかかるスイミングプールの増築を強行していた。

 現地の専門家は、水のデッドロードに耐えきれずに柱が座屈を起こしたと指摘している。さらに、同現場は2025年9月に安全基準違反で労働雇用省から一時作業停止命令を受けながら翌月には解除されていた。これを受け、同省のフランシス・トレンティーノ労働長官代行は当時の地域局長に対して予防的停職処分を下し、内務地方政府省などによる特別監査や業者と行政の癒着に関する内部調査が始まっている。

 アンヘレス市のカルメロ・ラザティン2世市長は過失致死や建築法違反での刑事告訴手続きを完了し、警察当局は身柄拘束へ向けて動きを加速させている。
【編集:Eula】
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