SNSや動画を通じて、他人の暮らしや考え方に触れる機会が世界的に増えている。情報の選択肢が広がった一方で、誰かと自分を比べたり、「もっと頑張らなければ」と焦ったりするきっかけにもなり得る。
心を整えるための知識そのものは増えても、自分に合う考え方を選び、日々の習慣として根づかせることは簡単ではない。

【その他の写真:生徒と話す吉田朝陽社長】

日本でも、仕事や家庭、人間関係など複数の役割を担い、自分のことを後回しにする女性は少なくない。自信が持てない、コミュニケーションが苦手、人間関係に悩む、いつも不安が消えない――。変わりたいと思っても、一人で学び続けるには時間と気力が要る。必要なのは、誰かの正解と競う場ではなく、一人ひとりが自分に合う歩幅を見つけられる環境なのかもしれない。

こうした課題に向き合うのが、吉田朝陽(Asahi)氏が運営する「Asahiと共に生きるオンラインサロン」だ。心理学の考え方を土台に、知識を一度受け取って終わるのではなく、日常で繰り返し触れ、気づきを習慣へつなげる場として設計した。目指すのは、全員を同じ理想へ導くことではない。「あなたのためのオーダーメイド」を軸に、その人だけの未来や心地よい生き方を一緒に探すという。

個別面談を含むプランでは、月1回、Asahi氏と話す機会を設ける。そこで得た知識や、本人に合わせて考えた習慣を、面談以外の日にも試せるよう複数の接点を用意している。相談した時間だけで変化を求めるのではなく、次の面談までの毎日にも学びや振り返りが続くことが特徴だ。


その一つが、2日に1回届く3~5分程度の限定動画である。心理学、幸せの捉え方、思考や行動などを短時間で学べ、視聴は強制されない。届いたときに再生するだけでも、新しい視点に触れるきっかけになる。Asahi氏は「頑張らなくていい。ただ気づくだけでいい」と話し、意志の強さに頼るより、自然に学びへ触れられる環境づくりを重視する。

日記形式の投稿も、同じ考え方に基づく。毎日書くことを理想としつつ、頻度は自由で、書きたいときに始められる。通知やほかの参加者の投稿が振り返りを思い出すきっかけとなり、自分の言葉を重ねながら、他人との比較ではなく、自分が望む未来に気づくことを目指す。Asahi氏は、まず3か月を一つの目安に続けることが、考え方を見直す助けになると説明している。

月1回のZoom会や読書会も、参加、顔出し、音声・文字での発言はいずれも任意だ。忙しさから学びを後回しにしていた人も、参加したいと思った日に加われる。Asahi氏自身も各会に参加し、一方的に教えるのではなく、共に学び、笑える関係を育てることで、一人で抱え込まないための接点をつくる。


さらに、Asahi氏の知識や考え方、言葉づかいを反映したAI相談機能を24時間利用できる。職場で悩んだときや、夜に不安や寂しさがこみ上げたとき、気持ちを言葉にして整理する入口となる。ただし、AIやサロンは医療行為や心理療法を代替するものではなく、必要に応じて専門機関へ相談することも重要である。

想定するのは、自分に自信が持てない人、コミュニケーションや人間関係に悩む人、常に不安を感じる人、自立したい人、新しい自分やこれまでにない幸せを見つけたい人などだ。否定的な考え方を無理に押し消すのではなく、まず自分の状態に気づき、自分に合う選択を重ねることから始める。

深く話したい日は面談、仲間の声に触れたい日はZoom会や投稿、すぐに気持ちを整理したいときはAI。その日の状態に合わせて接点を選び、すべてに参加できない日があっても戻りやすくする。毎日を完璧にこなすことではなく、身近な人や、見るもの、聞くものを少しずつ変えながら、自分を満たす視点を育てることに、同サロンが掲げる安心の輪郭がある。

Asahi氏は「女性の心を支えることに、自分の人生をかけて向き合いたい」と語り、株式会社Asahiを女性の人生に伴走する会社へ育てたいとしている。取材を通じて印象に残ったのは、変化を急がせず、立ち止まる日まで受け止めようとする設計だった。一人で頑張り続けてきた女性が、自分だけの歩幅を取り戻す選択肢として、この場がどのようなつながりを広げていくのか見届けたい。

【取材/執筆:Y.U】
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