【その他の写真:12月22日に死去した萩原遼氏(撮影:中野鷹)】
萩原氏は、大阪外国語大学朝鮮語学科を卒業後、『赤旗』(現:しんぶん赤旗)の平壌特派員として平壌に駐在。退職後はフリージャーナリストとして、1999年に『北朝鮮に消えた友と私の物語』で第30回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。
近年は、在日朝鮮学校への授業料無償化問題に取り組み、朝鮮学校へ日本の公的資金が使われることへの疑問の声を上げ、全国の朝鮮学校への公費投入停止の流れを作る。2014年『拉致と真実』を発刊し、2016年には「朝鮮総連本部をさら地にする会」を結成し代表に就任するなど活動していた。
著書には、『朝鮮戦争 金日成とマッカーサーの陰謀』、『金正日 隠された戦争 金日成の死と大量餓死の謎を解く』(ともに文藝春秋)、『北朝鮮 金王朝の真実』(祥伝社)。共著に井沢元彦共著 『朝鮮学校「歴史教科書」を読む』 (祥伝社)。その他、訳書多数。
【執筆:中野鷹】