【その他の写真:裁判所前でプラカードを制止する警察に対して抗議する仏教僧(撮影:リンニャントゥン)】
アウンサンスーチー国家顧問らを侮辱したとして起訴されているウィラトゥ仏教僧の公判は同日、新型コロナウイルス対策のため、被告が物理的に出廷する法廷では行われずオンラインで開催された。これについて支援者は、傍聴ができないことから審理が不透明だと抗議。裁判所の前で「ウィラトゥを支持する」「ウィラトゥが好きだ」などのプレカードを掲げた。
ウィラトゥ仏教僧は2019年5月、ヤンゴンのマハーバンドーラ公園で行ったスピーチで、スーチー国家顧問ら政府幹部に侮辱的な言葉を使ったとして刑法の国家侮辱罪に問われている。有罪の場合の最高刑は無期懲役。捜査に対して身を隠していたが、11月の総選挙の約1週間前になり突如警察に出頭した。
ウィラトゥ仏教僧は、反イスラム運動の指導者として知られ、欧米メディアなどから「ビルマのビンラディン」などと呼ばれている。
【取材/執筆:リンニャントゥン】