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この際に、ロシアから総書記に冬用帽子をプレゼントするという公式サプライズ(語感としておかしいが、本当のサプライズは国際政治ににはない、危険が伴うから)があった。
訪問前に北朝鮮にあるロシア大使館が、ロシア政府から、総書記の頭のサイズを調べるようにと命令を受けた。既製品ではなく、オーダーメイドを贈るということだ、当たり前だが。
命令を受けたロシア大使は頭を抱えた。それは不可能だから。誕生日すら実は金一族は明確ではない。なぜなら、誕生日を使っての呪いみたいなのがあると信じられているから。
大使は考えた。母国にNOと言えば、粛清されるかもしれない。総書記とツーショットが手元にあった。
そんな危機一髪な情報をベースに、帽子は作られて贈られた。大きな耳当てが防寒機能となり、総書記は相当気に入った様子…本当に本人だったのだろうか、喜んだのは。
帽子だけでなく、ロシア製の最高級騎兵銃と宇宙飛行士用の手袋(サイズ測定の必要なく、無難なプレゼント)。この他にも、ロシア軍艦艇模型(男の子は大好きだもの)、防弾服や5機の自爆ドローンや偵察用(垂直離陸機能付)1機、熱画像カメラでも探知されない特殊服セットなどというきな臭いものもプレゼントされている。
指紋を残さないように自前の列車に寝泊りするような状況で、頭のサイズなんて機密情報を北朝鮮政府が教えるわけはない。
【編集:fa】