中国の習近平国家主席がアメリカを訪問中だ。アメリカのトップバイデン大統領は、冷めたハンバーガーも出すこともなく、とりあえず気を遣って対応しているのが、1ショットのニュース場面からしてもうかがい知れる。


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 「静かな場所でサシで話したいな」と習氏の希望にも素直に従い、同じカルフォルニア・サンフランシスコのAPECの会議場から車で40分ほど離れたウッドサイドにある自然豊かな邸宅でお出迎えした。…こういう配慮が、日本や韓国のトップにはない。

 バイデン氏は、正直高齢者特有の認知症が疑われるほど、大統領を首相と呼んだり、その逆もあったり、言葉にまごつく場面が多々見受けられる。それゆえか、映像で垣間見られる友好的な姿とはまったく違う「言葉」が、ホットワードになっている。

 4時間じっくり話をして、おじいちゃんは非情に疲れたのだろう。80歳、デイサービスでフル活動もちょっと辛いお年頃。

おじいちゃんの頭には、今年6月に自分が呟いた「独裁者」という言葉がフラッシュバックしたのだろう。
「アメリカなど先進国とはまったく違った政治形態である共産主義。そのトップで辣腕を一人でふるい続けるDictatorだ!」と言ってしまった。Dictatorは、独裁者の意味もあるが、書記役の意味もある。
もしかしたら、日本のようにLOVEを、愛しているにも慕っているにも好きですにも微妙なニュアンスで話す国ならば、間違ってだ、習近平「書記長」と、日本の共産党みたいなニュアンスで言ったとしたら、問題はないのだが…。

 手厚いもてなしを受けた中国側は、余裕のよっちゃんでコメントは今のところ出していない。


 共産国と言っても、昭和の教科書に書かれた働けるものが働き働けないものには別の役割的な世の中はない。中国ほど、資本主義国家にしらっと変わりつつある国もないんだけれども…おじいちゃん、暗がりと足元をしばらくは気を付けてね。悪い風邪の発祥国の国の方と会った後は、用心用心。
【編集:fa】