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10歳下の男性アイドルを、大手企業に勤めている女性が推していた。アイドルと言っても、今は青田買いの時代であり、みんなの推しになる前から狙いを定める。けれど、彼女が選んだアイドルの卵はなかなか目が出なかった。アイドル活動とアルバイトで四苦八苦していた事実を知って、彼女は自分の家に住まわせることにした。
そこにアイドルの推し活以上の恋愛感情があったか、そういった波があったかはわからない。ある意味、アイドルがヒモになっていったは間違いない推測なのかもしれない。
ヒモになられると、キラキラしたアイドルではなく、無職の男になる。本当の姉弟として、ニートの弟の面倒をみなければならないといった事情ではない。「別れましょう」ということになった。男の方は、こんな楽な生活を捨てられるわけがない。
「事実婚だったんだから、財産分与が必要だ」。家は出ていったが、自分の今後の生活費がほしくて、彼女の前にたびたび顔を出すようになった。
ある意味、彼がアイドルとして成功していれば、簡単に手に入る金額だ。どこの国にもいるけど、アイドルの推しのためには、借金して身を持ち崩してもという人もいる。けれど、韓国の大学を出て、一流会社に入るような女性は違う。芽が出ないと思ったら簡単に推しではなくなる。なんでヒモにして養わなければならないかちゃんとわかっている。
猛烈に推しているときには見えないなにかを、韓国の女性はちゃんと見えるようだ。こういう状況を見習いたいと思う。
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