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照明ケーブルが損傷していた。まわりは暗くなっていくのに、一向に大橋の周りの照明がつかない。運営委員会は、10分遅れで再点灯を試みたが、それも失敗した。委員会の説明では、「ケーブルを入れていたテントの中に10代の3人が突然入ってきて、担当者に制止された。そのトラブルの際にケーブルが大きく損傷して使い物にならなくなった」。担当者が悪いのか、突然現れた3人の若者が犯人なのかは明らかになってはいない。
結局静かな暗闇の中で、花火だけが釜山の空を彩った。しかし、本来の花火大会というものは「花火を見る」ことに関しては、実に忠実に行われたのではないだろうか。イベント的に電気が使われる前の時代の花火大会は、こんなものだったのではないか。どこの国でも。だから、花火師さんたちが腕を競ったのではあるまいか。
この本当の花火大会を103万人の民が見た。
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