料理に使う『調味料』というイメージがある、本みりん。
醤油や酢などと同じように、スーパーマーケットに行けば、どんな人でも手に入れられると思っていませんか。
普段料理をあまりしない人や、買い物に行く機会が少ない人は、知らないかもしれません。本みりんが、20歳未満では買えない商品だということを…!
本みりんは年齢確認が必須
本みりんには、一般的にアルコールが約12~14%ほど含まれるため、酒税法上の酒類に該当します。
調味料というイメージがあるため、缶ビールやウイスキーなどを買う時と同じように、年齢確認されることに驚いた経験がある人も多いのではないでしょうか。
ちなみに、本みりんと混同されがちな『みりん風調味料』に関しては、アルコールが1%未満になるため、年齢確認はされません。
酒類や調味料などの製造・販売を行う、宝酒造株式会社はウェブサイトで、本みりんとみりん風調味料の違いをこのように説明しています。
Q 「本みりん」と「みりん風調味料」の違いは?
A 本みりんは、もち米、米麹に醸造アルコール(または焼酎)を仕込んでできたもろみを、じっくり熟成して造り、一般的にアルコール分を12~14%含みます。
酒税法上の酒類に該当します。みりん風調味料は、水あめ、発酵調味液、醸造酢、酸味料などを混合して造り、アルコール分は1%未満となっています。食品の区分となります。
宝酒造株式会社 ーより引用
みりん風調味料と本みりんには、明確な違いがあるため、必要に応じて選ぶのがよさそうですね。
本みりんを買う時に年齢確認が必要ということや、みりん風調味料との違いを、知らない人は意外にも多く、ネットではこのような声が上がっていました。
・え、みりんって年齢確認がいるんだ。
・スーパーマーケットでアルバイトをした時に、20歳未満に売れないことを知って、衝撃を受けたおぼえがある。
・私が買っていたのは『みりん風』で本みりんじゃなかった…。だから年齢確認されたことがなかったのか。
・分かっているのに、レジで年齢確認をされるたびにビックリしてしまう。
・5歳くらいの男の子がレジまでみりんを持ってきて、「ごめんね…」ってなったことがあります。
本みりんが酒類だと分かっていても、レジで年齢確認をされて「あれ?お酒なんか買ったっけ?」と一瞬驚くのは『あるある』かもしれません。
また、「料理に使うものだから」と、子供にうっかり「みりんを買ってきて」とおつかいを頼まないように、覚えておきたいですね…!
[文・構成/grape編集部]