スーパーマーケットなどでこんにゃくを購入すると、1つずつパックに入っていますよね。
パックにはこんにゃくと一緒に水が封入されていますが、この水はどのようなもので、こんにゃくと一緒に調理してもいいのでしょうか。
90年以上こんにゃくを作り続けている、大阪府堺市にある中尾食品工業株式会社(以下、中尾食品工業)に聞いてみました。
こんにゃくと一緒に入っているのは石灰水!
中尾食品工業に、こんにゃくと一緒にパックに入っている水について聞いたところ、このような回答がありました。
あの水は、こんにゃくの保存の目的で入れている石灰水です。こんにゃくによりますが、大体pH10.5~12.3程度の強アルカリ性の水です。
pH10以上は飲用不可となり、また、かなりこんにゃくと石灰の匂いがするので料理には適しません。
中尾食品工業のこんにゃく
パックに入っている水はアルカリ性が強い水。
また、「こんにゃくに付着している水は石灰水であり、匂いもあるため、一度水で洗い流していただいたほうがよりおいしくお召し上がりいただけます」とのことでした。
これまで「こんにゃくをパックから出したら、そのまま使っていた!」という人は、調理する際には一度洗ってから使用するのがよいでしょう。
[文/高橋モータース@dcp・構成/grape編集部]
取材協力中尾食品工業株式会社