新鮮なエビのはずなのに、冷蔵庫で保存しておいたら黒く変色してしまうことがあります。見た目はあまりよくないため、食べてもいいのか心配になってしまうかもしれません。

エビが黒く変色する理由を解説します。

エビの身が黒色になる理由

おいしそうなエビを買って冷蔵庫に保存しておき、調理に使おうと思ったら黒く変色していた…。そんな経験はないでしょうか。

生協が運営する無添加志向の食材宅配サービス『pal system(パルシステム)』の公式サイトでは、食材のさまざまな疑問に対してわかりやすく解説しています。その中で、エビの身が黒色に変色する理由について解説されていました。

エビの身が黒色になるのは『黒変』という現象なのだとか。黒変が発生する理由は以下の通りです。

エビの殻に含まれるアミノ酸の一種であるチロシンが、体内組織中に広く含まれる酸化酵素(チロシナーゼ等)と反応してメラニンが生成することによって発生します。この現象は、エビの殻に含まれる成分の変性により、エビの表面に発生します。


パルシステム ーより引用

黒くなっていると食べても大丈夫なのか不安になりますが、エビの個体差や温度状況などによって時間の経過とともに発生する自然現象なので、食べても問題ありません。

とはいうものの、黒くなると見た目が悪いので、できるだけ黒変を防ぎたいですよね。その場合は次の方法を試してみてください。

使わないぶんはすぐに冷凍する

黒変は時間の経過によって発生するため、買ってきてすぐに使わない場合は、冷凍しておきましょう。

冷凍しておいたエビを解凍する方法として、前日から冷凍庫に移したり常温で長時間放置したりすると、黒変することがあります。

黒変を防ぐには、流水によってなるべく短時間で解凍することが大切です。

[文・構成/grape編集部]