クレジットカードを代表とするキャッシュレス決済が普及し、買い物などの利便性が向上しています。

その反面、クレジットカードが他人に使われてしまう不正利用被害も多発していますよね。

「有効期限が切れているから」と安心してそのまま捨てたために、不正利用されて身に覚えのない請求が来るパターンも、少なくありません。

期限切れのクレジットカードの正しい処分方法をご紹介します。

クレジットカードを捨てる時の注意点は?

クレジットカード業務やその他決済業務などを請け負う、三井住友カード株式会社(以下、三井住友カード)は、クレジットカードの正しい処分方法をウェブサイトで解説。

同社によると、クレジットカードを捨てる際は以下の2点を実践するとよいそうです。

クレジットカードを細かく切る

クレジットカードをハサミでできるだけ細かく切ってください。個人の特定につながるような箇所は特に意識して細かく切り刻みましょう。

ハサミで数箇所切っただけだと、接着剤などでくっつければ使えてしまう可能性があります。プラスチック用のシュレッダーで切り刻むと、より確実です。

切ったクレジットカードは分けて捨てる

細かく切り刻んだクレジットカードは一度に捨てるのではなく、何回かに分けて捨てるようにしましょう。一度にまとめて捨てた場合、それをつなげて復元し、不正利用されてしまう可能性もゼロではありません。


クレジットカードの三井住友VISAカード ーより引用

期限切れのクレジットカードを処分する時は、ハサミを使ってできるだけ細かく切りましょう。

バラバラにしないと、接着剤などで簡単にくっつけられてしまう場合もあるため、可能であればシュレッダーを使って切り刻んでください。

細かく切り刻んだからといって、油断は禁物。クレジットカードの破片を拾われて、つなげて修復されてしまう可能性もあります。

そのため、ゴミに出す際は何回かに分けて捨てるようにしましょう。

クレジットカード、どう捨てる? 正しい方法に「早速やるわ」
クレジットカードをハサミで切る写真

※写真はイメージ

また、三井住友カードは、クレジットカードの明細書を処分することも忘れないように呼びかけています。

明細書のみで不正利用されることはありませんが、個人情報が記載されているため、悪用のきっかけとなり得るのだとか。

クレジットカードの正しい処分法を知った人からは「やっぱりそうだよなぁ」「早急に対応します」などの声が上がっています。

クレジットカードを不正利用されないためにも、「有効期限が切れているから…」と油断せず、正しく処分したいものですね。

[文・構成/grape編集部]