書寫山圓教寺と姫路市立美術館は、「圓教寺×隈研吾 生き延びるためのデザインワーク:これからの用の美」と題したプロジェクトが姫路市の各所や圓教寺を舞台に実施する。

第1期のワークショップは4月20日(土)から6月15日(土)まで、第2期の作品展示は6月16日(日)から12月1日(日)まで続く。

圓教寺の魅力と姫路の文化を体感できる貴重な機会だ。

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書寫山圓教寺 摩尼殿

1期は体験型のワークショップが目白押し

まずは1期の企画内容から紹介したい。1期中は、圓教寺の歴史や建築を深く理解するためのさまざまなイベントが予定されている。

参加者は、ミニパビリオン作り、圓教寺山主との散策、文化財ツアー、そして和釘製作の鍛冶工房見学など、豊富なプログラムを通じて、圓教寺や隈研吾さんの作品、さらには姫路の文化に触れることができる。

2期は隈研吾さんのパビリオン「くぎくも」を公開

2期中は、隈研吾さんが摩尼殿と三之堂から受けたインスピレーションを基に制作したパビリオン「くぎくも」を圓教寺の三之堂前広場で公開する。

姫路|「圓教寺×隈研吾 生き延びるためのデザインワーク:これからの用の美」で歴史と文化に触れる
パビリオン「くぎくも」イメージ

パビリオン「くぎくも」イメージ

摩尼殿は今年、国の重要文化財に指定されたばかり。設計者の武田五一さんは「関西建築界の父」とも称される、近代建築や古社寺の修理保存における重要人物だ。

武田さんのデザインは隈研吾さんにも大きな影響を与えており、その軽やかな建築スタイルが「くぎくも」にも反映されている。

「圓教寺×隈研吾 生き延びるためのデザインワーク:これからの用の美」は、過去と現代の芸術が融合する貴重な機会となる。訪れる人々も新たな視点で圓教寺の美を再発見できるはずだ。

圓教寺×隈研吾 生き延びるためのデザインワーク:これからの用の美(2期)
期間:6月16日(日)~12月1日(日)
時間:10時~15時45分
場所:書寫山圓教寺 三之堂前広場
所在地:兵庫県姫路市書写2968
観覧料:無料(別途、志納金が必要)
公式ページ:https://www.city.himeji.lg.jp/art/0000027112.html
※1期のイベントは4月20日(土)~6月15日(土)の特定日に実施/参加には公式ページからの申し込みが必要
※2期は会期中は無休だが、天候により中止になる場合がある

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000085.000073910.html

(IKKI)