台湾発のマットレスブランド「SLEEPY TOFU」が、日本初の旗艦店を東京・南青山にオープンした。
“豆腐”のようにやさしい寝具で注目を集めるこのブランドは、ただ製品を販売するのではなく、「やわらかさ」そのものを暮らしに届けることを目指す。
暮らしをなぞる、やわらかなショールーム
「SLEEPY TOFU HOUSE」は、玄関・リビング・キッチン・寝室といった暮らしのシーンを模した空間で構成。来訪者が実際の生活動線の中で製品に触れ、自然とブランドの世界観に没入できるよう設計されている。
随所に設けられた窓や間接照明、丸みを帯びた建築デザインによって、空間全体に“圧迫感のなさ”と“懐かしさ”を演出。家具やテキスタイルには、環境配慮型の素材や北欧デザインが用いられ、感性に訴えるディテールも見どころのひとつだ。
“TOFU ROOM”や台湾茶でもてなす、やわらかな余白
店舗の中央には、豆腐をモチーフにした「TOFU ROOM」が設けられている。
丸みのある造形とやさしい照明に包まれたこの空間は、視覚や触覚を通じて“やわらかさ”を体感できる没入エリア。静かにひと息つける余白として、訪れた人の感性をそっとほどいてくれる。
また、空間の一角では季節の台湾茶を振る舞うサービスも。台湾の陶器メーカーによるヴィンテージ食器を使用した設えや、細部までこだわった茶器の組み合わせが、五感に響く体験をさらに深めてくれる。
「寝具」ではなく「余白」を届ける場所へ
南青山のこの店舗を通じて、「SLEEPY TOFU」は単なるショールームを超えた“暮らしの中の居場所”としての役割を目指す。
立ち寄ってひと休みしたり、お茶を楽しんだり。来店の目的が購入でなくてもよいという開かれた姿勢こそが、同ブランドの“やわらかい哲学”を象徴している。
日本初の旗艦店は、「SLEEPY TOFU」のプロダクトが体現する美意識と、“極上の余白”を五感で味わう場所。
SLEEPY TOFU HOUSE
所在地:東京都港区南青山3-4-6 AOYAMA346 2F
営業時間:12:00~19:00(予約優先)
定休日:火・水曜日
公式サイト:https://sleepytofu.co.jp/pages/sleepy-tofu-house
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000136121.html
(山之内渉)
Photo:Norio Kidera