専門家31人の批評と生活史が交差するデザイン誌『DESIGN AND PEOPLE|Issue No.2 他者たちとどう生きるか』が、8月13日(水)にコンセントより発売される。

「他者と生きる」という問いを軸に、対話9篇、エセー8篇、書評6篇を収録。

建築、行政、写真、絵本など、多様な領域のつくり手たちが“今を生きる実感”を紡ぐ。

デザインの輪郭から、“共に生きる”を見つめ直す。デザイン誌『...の画像はこちら >>

ゆるやかな「つなぎ直し」をめざして

2023年に創刊された『DESIGN AND PEOPLE』は、“デザインのあり方を考えるための余白”としてスタート。第1号では「デザインは主語じゃない」というテーマのもと、職能としてのデザインの輪郭を捉え直す試みがなされた。

続く第2号では、「他者たちとどう生きるか」という問いに踏み込む。社会、職場、家庭などあらゆる関係性に潜む分断に対し、著者たちが生活史や経験に根ざした視点から対話を重ねていく構成となっている。

31名が紡ぐ、批評と実感のドキュメント

収録されたのは、9つの対話と8つのエセー、そしてデザインの“鍵”を探る6つの書評。建築、絵本、読書、万博、写真、都市……ジャンルを越えた視点が集まり、共に思考し、時にぶつかり合うことで、読者に新たな視座をもたらしてくれる。

登場するのは、長嶋りかこ氏、辻愛沙子氏、武田砂鉄氏など、多彩な31名の専門家たち。それぞれの立場から発せられる実感のこもった言葉が、時代や社会の輪郭をなぞっていく。

編者・吉田知哉氏が「編集の途中でこのタイトルが自然に立ち上がってきた」と語るように、本号は創り手自身の戸惑い、問い、希望を内包した記録でもある。

“問い”が生まれる場としてのデザイン誌

デザインの可能性をひらくために。『DESIGN AND PEOPLE』は、特定の答えではなく、問い続ける姿勢そのものを紙面に記録する。創り手と読み手、そしてその先にいる「他者」との関係を再構築する、そのための小さな実験でもある。

一人ひとりの視点が交錯するこの一冊を通じて、“他者と生きる”という問いを、あなた自身の言葉で捉え直してみては。

DESIGN AND PEOPLE|Issue No.2 他者たちとどう生きるか
発行:株式会社コンセント
発売日:8月13日(水)
仕様:A5判/256ページ
定価:2,700円+税
ISBN:978-4-909290-05-2
販売:Amazon 商品ページ、楽天ブックス 商品ページ

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000037.000027489.html

(山之内渉)

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