寒くなったと思ったら、早いことにもう12月です。みなさんは既に年末の過ごし方は決まっていますか。
今年の冬はオンラインでの開催
「RTA」とはリアルタイムアタックの略称で、ゲームスタートからクリアまでのタイムの短さを競うゲームのプレイスタイルのことを指します。もっと厳密にいうと、プレイヤーが実時間(ゲームのロード時間を含む現実世界での経過時間)での最速を目指すという形ですね。
そして冒頭に述べた「RTA in Japan」とは、日本で開催される大規模RTAイベントのことです。海外で開催されているRTAイベント「Games Done Quick」を参考に2016年からスタートし、夏はオンライン形式の「RTA in Japan Online」が、冬はオフライン形式の「RTA in Japan」がそれぞれ毎年開催されています。例年通りであれば冬はオフラインでの開催でしたが、今冬は昨今の影響でオンラインでの開催となりました。
今回も夏に引き続き、アパレルブランド「無敵時間」による協賛が決定しました。オフィシャルショップでコラボグッズが発売されており、販売利益の一部は「国境なき医師団」に寄付されます。アクリルキーホルダーやマグカップ、RTAちゃんのロゴのトレーナーが可愛らしいです。
注目のラインナップ
それでは、「RTA in Japan 2020」のラインナップを見てみましょう。今年は12月27日昼の12時から31日19時までの5日間、83作品(トリロジリレーとなる『クロックタワー』『スーパーマリオランド』を同一カウントとした際は79作品)のゲームのRTAが行われる予定です。
まず注目したいのが、開催初日のトップバッター『世界のアソビ大全51』のRTA。
カテゴリにはAll-Games Finishの文字、しかも走者は3人もいます。豪華ですね。調べてみるとAll-Games Finishとは『世界のアソビ大全51』に収録されている51種類のテーブルゲーム全てをクリアするとタイマーストップされる種目のようです。
テーブルゲームって運に左右されること多いですよね、特にトランプやサイコロを使用するゲームなんかはハマるとなかなか終わらないんじゃないんでしょうか。走者3人のタイムがバラけそうですし、どのように立ち回るのか見ものですね。
次に紹介したいのは、『ドラゴンクエスト3』になります。実は最近、ファミコン版の同作で新たなバグが発見されました。カテゴリがAny%となっていますので、今回はそのバグ技を使ったRTAだと予想されます。
わりと始まってすぐに、バグで画面がとんでもないことになるので、このバグ技のRTAを知らない人は、何も調べず、事前知識無しの状態で見てみることをオススメします。どんな解説になるのか気になるRTAです。
今回の「RTA in Japan」では最長の5時間を予定している『ファイナルファンタジーXIII』と2番目に長い4時間10分の『MOTHER2』も気になりますね。どちらも普通にプレイしていると楽に10時間は掛かるゲームなので、戦闘や移動でのショートカットに注目したいところ。
逆にとても短い時間で終わるRTAもあり、今回の中で最短となるのは『高速廻転寿司』。予定タイムは僅か10分と、タイトル名からして速そうです。
そして、「クロックタワートリロジーリレー」。こちらは、『クロックタワー』『クロックタワー2』『クロックタワー3』の3作品をリレー形式で、1作品1人ずつ順番にプレイしてクリアしていくRTAとなります。
ホラーゲームはプレイヤーを驚かせてくるポイントがいくつもあり、『クロックタワー』シリーズも例外じゃありません。急に現れるシザーマンにトラウマになった人も多いかと思います。が、RTAでは淡々と処理されていくことでしょう。シュールな絵面がみれるかもしれません。
今回行われるトリロジーリレーは『スーパーマリオランド』『スーパーマリオランド2 6つの金貨』『スーパーマリオランド3 ワリオランド』を走る「スーパーマリオランドトリロジーリレー」もありますよ。
「RTA in Japan 2020」のトリをかざるのは『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』です。
『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』は去年夏に開催された「RTA in Japan Online 2019」でも行われていましたが、今回のカテゴリとは違うので、全く違う内容になることでしょう。カテゴリはAny%、つまりなんでもありで、バグ技のオンパレード。前回見たという人も楽しめるかと思います。壁抜けやシビアなボタン操作が必要なところが多くある、難しいRTAのようです。
まだ見てない方は、今年夏のRTAを振り返るのもオススメ!
正直筆者としては、今回発表されたラインナップの半分以上は知ってる作品で、どのRTAも面白そうで紹介したかったんですが、キリがないので厳選して紹介させていただきました。紹介しきれなかったゲームのRTA走者の皆様、申し訳ありません。
これはあくまで筆者が気になったラインナップであり、ほかにも様々なジャンルのゲームのRTAがあります。マイナーなものからメジャーなもの、ファミコンなどの古いゲームから、PlayStation4やニンテンドースイッチなどの最新ゲーム。年末ということで、今年発売されたゲームもあります。個人的には『ファイナルソード』『ASTRAL CHAIN』『真・女神転生』あたりが気になる…。
【公式サイト】「RTA in Japan 2020」
https://rtain.jp
12月27日からの開催が待ちきれないという方は、今年の夏に行われた「RTA in Japan Online」の様子を振り返ってみてはいかがでしょう。こちらも、想像をはるかに超えたプレイのオンパレードです。
【関連記事】
『カービィのエアライド』スーパープレイに『ポケモン XY』約4時間クリア─大盛り上がりだった「RTA in Japan Online 2020」はゲーム好きなら見なきゃ損!
https://www.inside-games.jp/article/2020/08/21/129319.html
開催されるまで、1ヶ月を切った「RTA in Japan 2020」。筆者はラインナップの中では『LIVE A LIVE』が一番気になっています。カテゴリは幕末編の100人斬り。挑戦したことありますが凄く大変なんですよね、楽しみです。長時間なものから、15分程度の短いもの、まったく知らないゲームのRTAも見てみると面白かったりするので、試しにどうでしょうか。
ゆったりとコタツで過ごすのもいいですが、毎年年末には熱いゲームイベントが行われています。「RTA in Japan 2020」っていうイベントなんですけど、冬休みのお供にどうですか?
今年の冬はオンラインでの開催
「RTA」とはリアルタイムアタックの略称で、ゲームスタートからクリアまでのタイムの短さを競うゲームのプレイスタイルのことを指します。もっと厳密にいうと、プレイヤーが実時間(ゲームのロード時間を含む現実世界での経過時間)での最速を目指すという形ですね。
そして冒頭に述べた「RTA in Japan」とは、日本で開催される大規模RTAイベントのことです。海外で開催されているRTAイベント「Games Done Quick」を参考に2016年からスタートし、夏はオンライン形式の「RTA in Japan Online」が、冬はオフライン形式の「RTA in Japan」がそれぞれ毎年開催されています。例年通りであれば冬はオフラインでの開催でしたが、今冬は昨今の影響でオンラインでの開催となりました。
今回も夏に引き続き、アパレルブランド「無敵時間」による協賛が決定しました。オフィシャルショップでコラボグッズが発売されており、販売利益の一部は「国境なき医師団」に寄付されます。アクリルキーホルダーやマグカップ、RTAちゃんのロゴのトレーナーが可愛らしいです。
注目のラインナップ
それでは、「RTA in Japan 2020」のラインナップを見てみましょう。今年は12月27日昼の12時から31日19時までの5日間、83作品(トリロジリレーとなる『クロックタワー』『スーパーマリオランド』を同一カウントとした際は79作品)のゲームのRTAが行われる予定です。
まず注目したいのが、開催初日のトップバッター『世界のアソビ大全51』のRTA。
筆者は「RTA in Japan 2020」のスケジュールが発表され確認した時、このゲームの名前とカテゴリをみて衝撃を受けました。このゲームのRTAなんてあるんだ、いったいどんなRTAになんだろう、と。
カテゴリにはAll-Games Finishの文字、しかも走者は3人もいます。豪華ですね。調べてみるとAll-Games Finishとは『世界のアソビ大全51』に収録されている51種類のテーブルゲーム全てをクリアするとタイマーストップされる種目のようです。
テーブルゲームって運に左右されること多いですよね、特にトランプやサイコロを使用するゲームなんかはハマるとなかなか終わらないんじゃないんでしょうか。走者3人のタイムがバラけそうですし、どのように立ち回るのか見ものですね。
次に紹介したいのは、『ドラゴンクエスト3』になります。実は最近、ファミコン版の同作で新たなバグが発見されました。カテゴリがAny%となっていますので、今回はそのバグ技を使ったRTAだと予想されます。
わりと始まってすぐに、バグで画面がとんでもないことになるので、このバグ技のRTAを知らない人は、何も調べず、事前知識無しの状態で見てみることをオススメします。どんな解説になるのか気になるRTAです。
今回の「RTA in Japan」では最長の5時間を予定している『ファイナルファンタジーXIII』と2番目に長い4時間10分の『MOTHER2』も気になりますね。どちらも普通にプレイしていると楽に10時間は掛かるゲームなので、戦闘や移動でのショートカットに注目したいところ。
逆にとても短い時間で終わるRTAもあり、今回の中で最短となるのは『高速廻転寿司』。予定タイムは僅か10分と、タイトル名からして速そうです。
そして、「クロックタワートリロジーリレー」。こちらは、『クロックタワー』『クロックタワー2』『クロックタワー3』の3作品をリレー形式で、1作品1人ずつ順番にプレイしてクリアしていくRTAとなります。
ホラーゲームはプレイヤーを驚かせてくるポイントがいくつもあり、『クロックタワー』シリーズも例外じゃありません。急に現れるシザーマンにトラウマになった人も多いかと思います。が、RTAでは淡々と処理されていくことでしょう。シュールな絵面がみれるかもしれません。
今回行われるトリロジーリレーは『スーパーマリオランド』『スーパーマリオランド2 6つの金貨』『スーパーマリオランド3 ワリオランド』を走る「スーパーマリオランドトリロジーリレー」もありますよ。
「RTA in Japan 2020」のトリをかざるのは『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』です。
クリア予定時間は驚異の1時間切り、35分。このゲームを知っている人からすると、意味わかんないタイムなんですよね。
『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』は去年夏に開催された「RTA in Japan Online 2019」でも行われていましたが、今回のカテゴリとは違うので、全く違う内容になることでしょう。カテゴリはAny%、つまりなんでもありで、バグ技のオンパレード。前回見たという人も楽しめるかと思います。壁抜けやシビアなボタン操作が必要なところが多くある、難しいRTAのようです。
まだ見てない方は、今年夏のRTAを振り返るのもオススメ!
正直筆者としては、今回発表されたラインナップの半分以上は知ってる作品で、どのRTAも面白そうで紹介したかったんですが、キリがないので厳選して紹介させていただきました。紹介しきれなかったゲームのRTA走者の皆様、申し訳ありません。
これはあくまで筆者が気になったラインナップであり、ほかにも様々なジャンルのゲームのRTAがあります。マイナーなものからメジャーなもの、ファミコンなどの古いゲームから、PlayStation4やニンテンドースイッチなどの最新ゲーム。年末ということで、今年発売されたゲームもあります。個人的には『ファイナルソード』『ASTRAL CHAIN』『真・女神転生』あたりが気になる…。
他にどんなラインナップなのか気になった方は「RTA in Japan 2020」のスケジュールを是非ともチェックしてみてください!
【公式サイト】「RTA in Japan 2020」
https://rtain.jp
12月27日からの開催が待ちきれないという方は、今年の夏に行われた「RTA in Japan Online」の様子を振り返ってみてはいかがでしょう。こちらも、想像をはるかに超えたプレイのオンパレードです。
【関連記事】
『カービィのエアライド』スーパープレイに『ポケモン XY』約4時間クリア─大盛り上がりだった「RTA in Japan Online 2020」はゲーム好きなら見なきゃ損!
https://www.inside-games.jp/article/2020/08/21/129319.html
開催されるまで、1ヶ月を切った「RTA in Japan 2020」。筆者はラインナップの中では『LIVE A LIVE』が一番気になっています。カテゴリは幕末編の100人斬り。挑戦したことありますが凄く大変なんですよね、楽しみです。長時間なものから、15分程度の短いもの、まったく知らないゲームのRTAも見てみると面白かったりするので、試しにどうでしょうか。
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