『モンハンライズ』Ver3.0における狩猟笛の装備事情―「百竜笛【如意自在】」を用いた安定構築や、バルファルク防具を活かした火力特化まで自由自在

皆さん、狩猟本能は全開で一狩りしてますか？Ver3.0になり、メインストーリーの完結など一段落した『モンスターハンターライズ（以下、モンハンライズ）』。それに合わせ、どの武器種においても全ての武器が判明し、ハンター達は各武器種においてどの装備の組み合わせが強いか模索していることでしょう。そんな迷えるハンター達に向けて、本記事では狩猟笛にスポットを当てて、どのスキルが必要なのか、どの武器が強いのかを解説していきたいと思います。本記事を読み、一人前の「カリピスト」になるための参考になれば幸いです。狩猟笛と「笛吹き名人」まずは狩猟笛とスキルについて。狩猟笛を使う上で、絶対に必要なスキルと言えるのが「笛吹き名人」です。このスキルは演奏攻撃のダメージを1.1倍にし、さらに一部の演奏攻撃の攻撃モーションを早くしてくれます。火力が上がりますし、隙を減らすという意味でも重要な為、狩猟笛を使うのであればぜひ入れておきましょう。幸い、「笛吹き名人」はスロット1の装飾品で搭載可能。レベルも1しかないので、ハンターランク5～6になる頃には簡単に投入できるはずです。狩猟笛で必須といえるスキルは、この「笛吹き名人」ぐらいです。人によって、ガラリとスキル構成が異なるのが狩猟笛の特色と言えるでしょう。狩猟笛と相性の良いスキルここからは狩猟笛と相性の良いスキルを説明します。まずは「攻撃」。どの武器種でも有効なスキルではありますが、狩猟笛では他の武器種に比べ重要度が高いです。ZRの演奏攻撃や鉄蟲糸技等、音でモンスターを攻撃する際には会心や属性値が一切乗りません。その変わり、モンスターの肉質を無視する為、どんな硬い部位にでも当たりさえすれば、常に同じダメージが期待できます。演奏攻撃は攻撃力と切れ味を参考にするので、攻撃スキルで攻撃力の基礎値を上げれば上げるほど火力が増します。また、攻撃力を伸ばすということは、演奏攻撃以外の攻撃も一緒に強くなるので、一石二鳥と言えます。次に「匠」スキル。武器の切れ味を強化してくれるスキルです。このスキルによって武器の切れ味を白にする、もしくは元から白ゲージを持っている武器をより長く運用出来るようにします。演奏攻撃は攻撃力を参照しますが、同時に切れ味による補正もかかります。切れ味が白であれば演奏攻撃のダメージが底上げされる為、匠は攻撃と同様に欲しいスキルと言えるでしょう。「翔蟲使い」も狩猟笛と相性が良いです。1ゲージ技である「スライドビート」はハイパーアーマーありの移動攻撃技、2ゲージ技である「震打」は狩猟笛において一撃の最大火力を誇る大技。どちらも性能が良く多用する為、回転率アップに繋がる翔蟲使いのスキルは、狩猟笛と相性が良いと言えます。個人的には「回避距離UP」スキルをレベル1だけでも入れると、狩猟が楽になると考えています。その理由は、『ライズ』の回避行動で移動出来る距離が、スキル無しの場合、前作『モンスターハンター：アイスボーン（以下、アイスボーン）』に比べ減少しているから。逆に、「回避距離UP」のスキルを1でも入れると、同じレベルでも『アイスボーン』より距離が長くなります。素早く相手の懐に飛び込み、モンスターの頭を叩いてスタンを狙うことも可能になるでしょう。Ver3.0での強力な狩猟笛ここからは、Ver3.0現在で強力な狩猟笛を紹介。まずは百竜派生の「百竜笛【如意自在】」。Ver1.0から百竜派生の狩猟笛は強力でしたが、Ver3.0でも汎用性の面において右に出る武器は他にないと言えます。百竜スロットは「切れ味変更【壱型】」「無属性攻撃強化」の2つまでは鉄板。繰り返しになりますが、演奏攻撃には会心や属性が乗らないため、狩猟笛は属性を付与せず単純な攻撃力を伸ばす方が強いです。演奏攻撃は攻撃力と切れ味を参照するので、「切れ味変更【壱型】」「無属性攻撃強化」の2つのスキルは最重要と言って良いでしょう。残りの1枠は2つのパターンに分けられます。1つは、攻撃力と会心率が大幅に上昇する旋律が吹ける様になる「旋律変更【攻撃】II」を搭載するパターン。これにより、ただでさえ攻撃力の高い百竜笛【如意自在】がさらに火力アップ。しかも会心率も上がります。安定かつ強力な火力を手にしたい人は、こちらを選ぶと良いでしょう。もう1つのパターンは「旋律変更【回復】II」を搭載する場合。こちらを採用すると、体力回復【大】と体力継続回復が演奏出来るようになります。これに「体力回復量UP」スキルを合わせれば、多少のダメージであれば一瞬で回復出来る様に。旋律効果は自身以外にも、一定の範囲内にいる他のハンターにも付与可能。旋律変更【回復】IIの百竜スキルを積んだ狩猟笛使いがいれば、他の仲間も助かることでしょう。ただし、体力回復量UPのスキルはそのスキルを装備した人にしか恩恵がありません。自分が体力回復量UPのスキルを積んでいるからと言って、他のハンターの回復量を上げるわけではないので、その点は注意しましょう。次に紹介するのは「神淵ノ風響キ」と「龍天笛ホルマゼンタ」。この2つの武器の特徴は非常に長い青ゲージ、もしくは白ゲージを保有している点と、龍属性を持っている点です。勿論、ただそれだけでは百竜笛に対抗するのは難しいです。しかし、バルファルクの防具に搭載されている「龍気活性」スキルを活用すれば話は別。体力を一定以下（龍気活性のスキルレベルが5であれば体力80%以下）にすると発動するこのスキルは、特殊な龍属性やられの状態異常をハンターに与えながら、属性防御値を50にしつつ攻撃力を1.1倍にしてくれます（ただし、龍属性以外の属性攻撃力を強制的に0に）。さらに、バルファルクの防具にはハンターが状態異常を受けている間攻撃力を上げるスキル「死中に活」や、体力ゲージに赤色の部分がある時に攻撃力を上げてくれるスキル「逆恨み」も搭載されています。「龍気活性」「死中に活」「逆恨み」を複合させることで、とてつもない攻撃力を発揮出来るのがバルファルク防具なのです。ただし、全てバルファルクの防具を装備してしまうと、切れ味を伸ばす匠を入れる隙間がありません。だからこそ、属性攻撃力が減らない龍属性を持つ&amp;amp;切れ味が安定しているという理由で、「神淵ノ風響キ」と「龍天笛ホルマゼンタ」が注目されるわけですね。龍属性が弱点の相手には、ぜひこの武器を持ち込んでみてください。バルファルク防具を装備し、かつ無属性の狩猟笛を運用したい場合は、白の切れ味が短く会心率も-20%という短所はあるものの、ティガレックスの狩猟笛「轟鼓【虎鐘】」が選択肢に入ります。元々高い攻撃力をもち、さらに攻撃力UPの旋律で火力を伸ばせるからです。バルファルク防具は「弱点特効」のスキルも搭載されている為、弱点を殴れるのであれば会心率がマイナスになることはありません。演奏攻撃に会心が乗らないので、轟鼓【虎鐘】を十分運用出来ると言えるでしょう。短い切れ味は「砥石使用高速化」スキルなどで補いましょう。以上、狩猟笛の装備事情についてお話しました。今回紹介しなかった武器の中にも、強力な狩猟笛は沢山存在しています。それ程までに『ライズ』の狩猟笛は非常に特色が分かれており、カスタマイズ性が高い武器種だと筆者は考えています。色んな狩猟笛を手にとって、自分だけの旋律を戦場に奏でていきましょう。なお、百竜装備は武器の見た目を変更出来ますが、狩猟笛に限り笛の音色も見た目装備の音色に変更されます。武器の見た目ではなく好きな音色を奏でる狩猟笛に百竜笛を変えるのも、また1つの楽しみ方と言えますね。