いつの時代も根強いファンがいる人気ジャンル、恋愛シミュレーションゲーム。現実を忘れ、甘酸っぱい青春の日々に没頭できるため、時間を忘れてプレイしてしまうという人も多いのではないでしょうか。


10月28日には、そんな恋愛シミュレーションゲームの中でもとくに熱狂的な支持を集める『ときめきメモリアル Girl's Side』の最新作『ときめきメモリアル Girl's Side 4th Heart』(以下:『ときメモGS4』)が発売されました。

『ときメモGS4』はターゲットが女性に限定されているジャンルでありながら、初週売上は約2.1万本とかなり好調な滑り出し。その人気を牽引しているのが、ファンの間で「異質すぎる」と話題になっているメインキャラクター・風真玲太です。本稿では未プレイの方に向けて、ネタバレやガイドラインに配慮しながら彼の魅力を紹介していきましょう。

異質すぎる? 最初から好感度MAXな風真玲太
同作は、高校生活を送りながら意中の男性と恋を育んでいくストーリー。ただ恋愛すればいいわけではなく、相手のハートをつかむために「学力」や「魅力」といったパラメーターを上げる必要があります。いくら好感度を上げても、パラメーターが足りないと登場キャラクターたちは主人公(プレイヤー)に見向きもしないので、ある意味で現実を忠実に再現していると言えるでしょう。

いわばプレイヤーが男性キャラを追いかける構図ですが、このシステムは一般的な乙女ゲームと変わりません。しかし『ときメモGS4』の作中には、そんな常識を破壊してくるような変わった人物が登場します。それが同作の看板キャラクターにもなっている、風真玲太です。

風真は、主人公の幼なじみという立ち位置のキャラクター。オープニングでは、幼い頃から主人公に好意を寄せているシーンを確認できます。
つまり彼は、攻略がスタートする遥か昔から“好感度MAX”な状態ということ…。不幸にも両親の都合でイギリスに渡航し、主人公と9年ぶりに再会を果たすところから止まった時間が動き出します。

ちなみにこの“9年”という数字は、シリーズのファンにとって特別な数字。というのも、『ときメモGS4』がナンバリングタイトルとしては9年ぶりの新作だからです。風真が主人公と離れていた期間と、プレイヤーが新作を待っていた時間が同じということもあり、特別な感慨に浸るファンも少なくありません。

声優の梶裕貴も乙女に? 人々を惹きつける魅力とは…
9年間の月日が流れても、風真の恋心は冷めていない様子。主人公が自分と同じ気持ちだと信じて疑わない彼は、序盤のイベントシーンからストレートに好意をぶつけてきます。序盤のやりとりは最初の選択肢で変わりますが、いずれも主人公に好意を持っていることがわかるセリフを繰り出すので、“攻略されること”に慣れていないプレイヤーは驚いてしまうことでしょう。

あまりに斬新な“肉食系男子”に多くの人が惹かれており、SNS上では「風真くん結婚しようオーラ凄くてグイグイやな。かわいい」「風真くん、マリィの事彼女にしたい!じゃなくて嫁にしたい。嫁にするって強い気持ちを感じる。こんなキャラいた?」「幼稚園の時から私のことが好きな風真くんを初手で選ばない理由ってなに?心痛まない?」「風真くんガチでヤバい性格してるけど一途すぎて普通に好き」といった反響が上がっています。


さらには女性ファンのみならず、風真の声を担当している声優の梶裕貴さんも心を奪われている模様。Twitter上にてプレイの感想を投稿しており、「風真くんの歩幅、せまくてかわいい。私に合わせてくれてるのかな…?」と主人公になりきりながら風真への想いを綴っていました。

現実世界では「草食系男子」が増えていると言われますが、風真の“グイグイくる”アプローチはそんな男性像とは正反対。だからこそ、意外性にときめく女性ファンが多いのかもしれません。

もちろん『ときメモGS4』には風真のようなタイプだけでなく、いろいな性格の男性キャラが登場します。一体どんな恋愛が待ち受けているのか、ぜひ実際にプレイして確かめてみてはいかがでしょう。
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