Fate/Grand Order』(以下、FGO)にて、様々な展開を盛り込んだ「2500万DL突破キャンペーン」が先日始まりました。

聖晶石のプレゼント、呼符や伝承結晶がもらえるログインキャンペーンなども見逃せませんが、対象となる全47枚の「★4(SR)概念礼装」の中から好きな1枚と交換できる記念チケットも、大きな注目を集めています。


ですが、交換対象の選択肢はあまりにも多く、プレイ開始からまだ日が浅かったり、★4の概念礼装に詳しくないマスターだと、どれを選べばいいか非常に悩ましいところでしょう。

そこで今回は、戦闘面で幅広く役立つお勧めの対象礼装を独断でピックアップし、その特徴やメリットを分かりやすくお届けします。まだ選びかねている方は、判断の一助にご活用ください。

■今後の可能性も含め、「冬の結晶」が安定かつ高性能
特定の状況にハマると侮れない効果を持つ概念礼装はいくつもありますが、全般的に使える汎用性と適切な有用さを考えると、対象となる47枚の中では「虚数魔術」と「冬の結晶」が頭一つ抜きん出ています。

いずれもNPを一定量チャージする性能を持っており、通常で60%、最大まで限界突破していると75%のNPをチャージした状態で戦闘を開始できます。NPが100%あれば宝具が撃てるので、その半分以上を一気に稼げるこれらの礼装は、アタッカーはもちろんサポーターの宝具発動用にも便利です。


この2枚、効果の面はほぼ同じですが、いくつか異なる点があります。まず「冬の結晶」は、ステータスの加算がATKに集中しており、攻撃力の底上げにも最適。最大まで限界突破し、そのLV上限まで育成した場合、ATK1500ものボーナスが加わります。

ただし、この概念礼装に限った話ではありませんが、最大まで限界突破するには同じものを5枚集める必要があるため、今回が初獲得ならまだ考慮する時期ではありません。とはいえ、この「冬の結晶」はピックアップの対象にならなくとも召喚できる可能性があるので、長くプレイしていれば複数手に入る可能性も十分あります。

■事情によっては、貴重なチャンスを生かして「虚数魔術」を選ぶ手も
一方「虚数魔術」は、LVに応じてATKとHPの両方が増え、最大限界突破&育成でATK750、HP1125になります。
「冬の結晶」と比べるとATKで劣るものの、HPで勝っています……が、『FGO』は防御より攻撃が重要な場面が多いため、ステータス面では「冬の結晶」の方が有利な場面が多めです。

単純な性能面では、「冬の結晶」の方がやや有利。しかし、「虚数魔術」には少々特殊な事情があり、その点でこちらを選ぶ余地がある方もいることでしょう。

「虚数魔術」は現在、ほとんどの召喚から排出されません。唯一、チュートリアル召喚でのみ排出されますが、すでにプレイ中のユーザーにとっては、その選択肢はないも同然。今回のような機会がなければ、入手できない概念礼装と言えます。


現段階で「虚数魔術」を1枚も手に入れておらず、かつマテリアルを埋めたい方は、この機会を逃すと次のチャンスは訪れないかもしれません。また、既に4枚所持している人も、今回「虚数魔術」を選べば最大まで限界突破できるので、選ぶ価値は十分あります。

■「冬の結晶」と「虚数魔術」は、将来的にも使えるの?
どの概念礼装を選ぶか悩んでいる方は、汎用性・有用性ともに優れている「冬の結晶」か「虚数魔術」の2択が無難です。また、ステータスの優位性や今後の限界突破を考慮する方は「冬の結晶」を、マテリアルを埋める目的や現時点で4枚まで揃っている場合は「虚数魔術」を、それぞれお勧めします。

ちなみにNPチャージ礼装は★5概念礼装にもあり、特に「カレイドスコープ」が強力です。1枚だけでもNPを80%チャージでき、最大限界突破時のチャージ量は100%。
これだけで宝具の発動が可能になります。また、ATKも最大で2000まで伸びるので、ステータス面でもかなり優秀です。

しかし、この「カレイドスコープ」があれば、「冬の結晶」や「虚数魔術」は不要になるのかと聞かれれば、それは明らかにNOです。確かに効果は「カレイドスコープ」が上回りますが、レアリティの関係から「冬の結晶」と「虚数魔術」はコストが9で済みます(ちなみに「カレイドスコープ」のコストは12)。

『FGO』のコスト管理はかなり厳しく、この差は決して侮れません。そのため、マスターレベルが最大まで上がったとしても、「冬の結晶」と「虚数魔術」の出番がゼロになることはまずありません。
その意味でも、選んで損のない礼装です。

■戦いの幅を広げてくれる礼装をピックアップ!
「冬の結晶」や「虚数魔術」と比べると汎用性などは落ちるものの、使いどころのある概念礼装はほかにもまだあります。

例えば、防御力が15%/20%アップする「鋼の鍛錬」は、戦闘が長引く場合、地味ながら役立ちます。また敵が男性なら、〔男性〕特防状態を25%/30%付与する「マグダラの聖骸布」が、ピンポイントな分だけ効果は上です。

防御力20%ダウンというデメリットは痛いものの、クリティカル威力を40%/50%アップというパワフルな性能を持つ「騎士の矜持」は、相性のいいサーヴァントに持たせると侮れない効果を発揮します。そして、こちらは運頼みになりますが、確率でガッツが発動する「死霊魔術」もなかなかユニークな性能です。


できれば最大まで限界突破したいので、完成までの長さを考えるとややお勧めしにくいところはありますが、NP獲得量15%/20%アップ&NPを30%/50%チャージする「庭園の守り人」もかなり嬉しい効果です。スキルのサポートなどで火力が十分なら、チャージで宝具発動を目指し、かつNP獲得量アップで2発目も目指しやすい「庭園の守り人」。その隙のなさ、見逃すには惜しい性能です。

このほかにも、NPチャージと宝具威力アップを併せ持つ「願望の器」や、ターン制限こそありますがアーツカードの性能を高めにアップしてくれる「毒蛇一芸」なども、手持ちの戦力によっては候補に加える価値のある概念礼装です。

戦力の状況は個々のマスターで異なるので、どれがベストなのか絶対の正解はありません。ですが、今回ピックアップした概念礼装は、いずれもわかりやすい長所があり、初心者でも使いやすいと思います。

まずは自分の戦力と相談し、そしてどうしても悩む場合は、「冬の結晶」か「虚数魔術」を選ぶのも一興でしょう。決められずに交換期限が過ぎる、という最悪のルートを回避するためにも、今回の提案をぜひご一考ください。