スイッチでプレイできる育成ゲーム5選！長く育てる楽しみと達成感がやみつきになる名作から話題の新作まで (2022年6月18日)

今回の特集ではニンテンドースイッチでプレイできる育成ゲームを紹介します。モンスターやアイドルを育てたり農業を営むなど、育成ゲームならではの愛着や達成感を味わいたい方、必見の内容となっています。自宅でじっくり育てるだけでなく移動中にもプレイできる作品ばかりですので、是非最後までご覧ください！『NEEDY GIRL OVERDOSE』『NEEDY GIRL OVERDOSE』は、Steamにて現在までに40万本以上を売り上げた大ヒット少女育成ゲームです。プレイヤーは本作の主人公であるメンタルの弱い女の子「あめちゃん」と同棲し、彼女を人気配信者として伸し上げるための片腕となり、配信の方針やメンタルのコントロールなど様々な指示やアドバイスをしていきます。本作のゲーム性はあめちゃんのスケジュールを管理し、配信を重ねて最終的に30日間でフォロワー100万人を到達させるのが目的です。配信活動をする上で溜まる「ストレス」・プレイヤーへの「好感度」・「やみ度」のパラメータを上手く調整して、彼女を正しい方向へ導いてあげましょう。中でもリスナーの反応やあめちゃんの思いもよらない行動にはどこかリアルさがあり、思わずドキッとしてしまうことも。また、配信外では控えめな性格に思えるあめちゃんですが、心の内では承認欲求や黒い感情が渦巻いており起伏が激しい女の子です。しかし配信時には性格が一変！投げ銭を貰うためにリスナーに媚びる「超絶最かわてんしちゃん」へと変身するので、プレイヤーはあまりのギャップに驚くはずです。配信外では次回配信のネタを集めるためゲームやエゴサなどを行う一方で、SNSの裏アカや個人チャットで愚痴を吐くなど、他の人には見せない様々な姿を見せてくれるあめちゃんに心を奪われることでしょう。また、ゲーム実況より陰謀論やセクシーな配信の方がフォロワー数が増えやすいなど、やけにリアルで本作ならではのより突っ込んだ表現が見て取れ、日本のオタク文化や配信文化に理解のある方はより楽しめる作品となっています。なお、発売が予定されているニンテンドースイッチ版では、初回予約特典としてファンアートブックやサウンドトラックCDがセットになっています。本作の可愛らしいアートが好きなプレイヤーはお見逃しなく！『アイドルマネージャー』『アイドルマネージャー』は2021年夏にSteamにて配信され、芸能界のダークな側面を表現したリアル感のあるアイドル育成ゲームとして話題になった作品です。プレイヤーは弱小アイドルグループのマネージャーとして運営やアイドルの育成、音楽CDの制作などを行い、資金を提供してくれるスポンサーの助けを借りながら日本一のアイドルグループを作り上げるのが目的です。本作はアイドルと信頼関係を築き、高みを目指す青春型のゲームではなく、利益を得るためにアイドルを徹底して管理するというのがコンセプトになっているため、育成要素もありながら経営ゲームとしての色が濃く出ている作品です。アイドルたちにはキュート・ダンス・ボーカルなどそれぞれが得手不得手としているステータスがあり、週始めにアイドルたちのスケジュールを決め、トレーニングやお金稼ぎをしながら物語を進めていきましょう。本作を語るうえで欠かせないのがリアルに忠実に描かれたダークな部分です。もしアイドルが可愛くて、カッコよくて、キラキラしているだけの存在だと思っている人が本作をプレイしたら、その印象は180度変わるでしょう。本作の制作者はプログラマーでありながらアイドル研究家でもあり、よりリアルなアイドル像を追及したため、ゲーム内にも嫉妬・イジメ・やらせ・異性とのスキャンダルなど、現実にも起こりうる様々なイベントが盛り込まれています。プレイヤーはこれらの事柄を上手く鎮火しながら運営する必要があるため、さながらアイドル闇経営者としての手腕が試されます。こちらも初回特典として会員証・缶バッジ・チェキ風カードなどが同梱します。より本作の雰囲気にのめり込みたい、アイドルを身近に感じたい方には必見の内容になっていますので是非チェックしてみてください！『天穂のサクナヒメ』『天穂のサクナヒメ』は、現実の作業を忠実に再現し、ゲームとは思えないほどの本格的なお米作りに焦点を当てた和風3Dアクションゲームです。武神と豊穣神を両親に持つ主人公のサクナヒメ。自堕落な生活を送っていた彼女でしたが、ひょんな出来事から鬼が支配するヒノエ島での調査を命じられ、そこで人々の悩みを解決しながら稲作に励みます。本作は農具や羽衣を駆使して戦うアクションパートと自身の能力を上げる稲作パートに分かれており、特に稲作パートのクオリティは他のゲームの追随を許しません。日本の伝統文化である稲作の工程は、種籾選別・泥選別・稲架掛けなど、詳細かつ限りなく現実に近く寄せられており、発売初期の攻略情報は「農林水産省の公式HPを見るべし」と言われるほど。自然災害や病気といった概念もあり、作物を育てる楽しみが味わえるだけでなく、普段私たちが何気なく食べているお米について深く学べる、まさに一石二鳥の作品です。またお餅・茶漬けなどのお米を使った料理も多数登場しプレイヤーを飽きさせません。身近な存在だからこそ新たな発見に胸躍らせることうけあいです。アクションパートでは片手武器・両手武器・羽衣・武技の4つのアクションを駆使し、程よいゲームスピードで爽快なアクションを楽しめます。可愛らしい見た目とは裏腹に硬派な作りになっているため、慣れないうちは一方的にやられてしまうかもしれません。しかし死んでしまっても最後のセーブポイントまで戻るなどのペナルティは無く、クリアが難しい場合、稲作パートで能力を上げれば多少のごり押しが可能になり、育成をメインにプレイしたい方でも気兼ねなく遊べます。ゲームとしての面白さはもちろん、米づくりの過程や大変さを忠実に体感できる貴重な作品としても注目です。『じゃんがりあん物語』『じゃんがりあん物語』は絵本調のストーリーと3Dで表現された、可愛らしいジャンガリアンハムスターを育てる育成シミュレーションゲームです。プレイヤーはハムスターの妖精さんから1匹のジャンガリアンハムスターのお世話を任され、妖精さんや他の仲間たちのアドバイスを受けながら、与えられた課題をクリアし「ハムマスター」を目指します。本作には複雑なステータス管理やアクション要素がほとんどなく、自分のハムスターを見て癒されることに特化した、まさにハムスターを愛でるゲームです。全部で30種以上のハムスターが登場し、「なかよしポイント」を貯めてハムスター同士のお見合いが可能。新しい品種のハムスターを生み出せ、中には現実ではありえない色・模様のハムスターや、ローカル通信でしか手に入らないレアな種類など収集要素も充実しており、様々なハムスターに囲まれて癒しのひと時を過ごせます。癒しといって忘れてはならないのがハムスターとの触れ合い。一緒に時間を過ごしていくなかで触れたり、撫でたり、一緒にミニゲームで遊んだりしながら徐々に物語が進んでいきます。ハムスター達を飼うためのケージ内もカスタマイズが可能で、回し車や隠れ家といった定番アイテムから、アーケードゲームの筐体といったゲームならではのアイテムもあり、配置も自分で決められるので自分だけの理想の空間を作り上げられますね。またたくさんハムスターを増やしても、お別れせずにいつでもお迎えできる機能があるのも嬉しいポイント。既にペットを飼っている方はもちろん、飼えない方にもおすすめの作品となっています。追加要素として春夏秋冬をテーマにしたDLCが全部で4つ発売中ですので、こちらも合わせてチェックしてみてください。『モンスターファーム1＆2DX』『モンスターファーム1＆2 DX』は1990年代後半に発売された『モンスターファーム』および、『モンスターファーム2』の移植版を1つにまとめ、さらに新要素を追加したシリーズ25周年記念タイトルです。プレイヤーはモンスターのブリーダーとなり、育成と合体を繰り返し自分だけのモンスターを育てて大会に出場。いくつもの修羅場を潜り抜け、最終的にブリーダーランクの最上位「名人」を目指します。モンスターは一度に一匹のみ育成が可能で、週ごとにトレーニングや修行、休養などの選択肢を選んで「ライフ・ちから・丈夫さ」などの各種ステータスを上げていきます。ある程度強くなったら定期的に開催される大会に出場し、力試しをするのですが大会はまさに命懸け。試合中に大ダメージを受けてライフが0になった場合、モンスターが負傷し、最悪の場合死亡してしまいます。元気だったモンスターは倒れ、「死んじゃったよ…… さようなら……」というヒロインのセリフと共に、今まで大切に育てたモンスターをお墓に埋めるシーンには涙したプレイヤーも多いことでしょう。DX版として発売するにあたり、追加された新要素やオリジナル版からの変更点があります。PSに直接音楽やゲームのCDを読み込ませ、モンスターを誕生させていた独自の機能は、「円盤石再生」というゲーム内システムに置き換わり、CDがなくても対応するモンスターが誕生できるようになりました。その他にも全14枠のセーブデータ開放や「育成記録」機能の追加、オンライン対戦における「ランダム対戦ランキング」など、ゲームの面白さはそのままに、今の時代に合わせた新要素が追加されており、今から遊んでも楽しめる作品となっています。可愛らしいデザインのモンスターや雰囲気、予想以上に簡単にモンスターがケガや死亡するシビアさなど、今プレイしても他のゲームと遜色ない本作。是非プレイしてみてください。以上、ニンテンドースイッチで遊べるおすすめ育成ゲームを5つ紹介しました。普段はアクションやFPSなどをメインに遊んでいると、たまには心を休めてプレイしたくなるのが育成ゲームですよね。今回紹介したなかで、筆者のイチオシは『モンスターファーム1＆2DX』です。未プレイの方はもちろん、過去にプレイ経験のある方は再びあの感動を味わえるはず！そしてあの時、記憶に置いてきたモンスターが蘇ってくるかもしれませんよ。