◆RTA界に潜む謎のスイクン(?)
「ウネルミナモ」のビジュアルは、オーロラポケモン「スイクン」とそっくり。同時に「スカーレットブック」に掲載された「幻のポケモン」のイメージと重なる部分があることから、ファンの間では“ウネルミナモ=スイクンの古代の姿”と考えられています。
突然の実装ということもあり、すぐさま大きな注目を集めた「ウネルミナモ」ですが、トレーナーからは「ウネルミナモ、既視感あるな」「ウネルミナモの造形見覚えある」といった声が。さらにTwitter上では、“RTAスイクン”という謎のワードが急浮上していました。
実は“RTAスイクン”の正体とは、国内最大級のリアルタイムアタック(RTA)イベント「RTA in Japan」で誕生したミーム。話は『ポケットモンスター ソード・シールド』が採用された「RTA in Japan Summer 2021」に遡ります。
そこで走者の1人として参加したキャロさんが、後に“スイクンチャート”と呼ばれる伝説の荒業を披露することに。これは序盤に同作のDLC「冠の雪原」へ向かい、最初に必ず出現するスイクンを捕まえるというルートです。
いきなり伝説のポケモン、それもレベル70のスイクンを旅パに加えて無双するという、とんでもテクニック…。実際にキャロさんは敵を蹴散らし続け、いの一番にクリアしてみせました。
◆公式が逆輸入…したわけではない(?)
そんなインパクト絶大なRTAが披露されるなか、配信先だったTwitchのコメント欄にはスイクンの頭部に竜の胴体を組み合わせたようなスタンプが出現するようになりました。この独特な造形が視聴者のハートを掴んだのか、以来「RTA in Japan」の名物キャラクター的な存在になっているのだとか…。
そして「ウネルミナモ」と“RTAスイクン”を見比べてみると、どことなく似ているような気がします…。また「みず・ドラゴン」タイプという設定も相まって、Twitter上には「RTA in Japanのヘビスイクン思い出してしまう」「ウネルミナモ、RTAのスイクンじゃん」「ウネルミナモ(RTAの姿)」といった声が続出しました。
ちなみに“RTAスイクン”にはプロトタイプが存在しており、中にはマッチョな腕でガッツポーズしているスイクンもいました。
今後追加されていくであろう新たなパラドックスポケモンは、一体どんなデザインになるのでしょうか。目が離せませんね。