ニンテンドースイッチ向けソフト『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』で不正改造したポケモンを販売したとして、京都府宇治市の内装業・山川祥弘容疑者(36歳)が逮捕されました。NHK NEWS WEBが報じています。


◆ポケモンの能力を特殊なツールで改ざん、ネットを通じて販売
報道によれば、山川容疑者は2022年12月~2023年3月にかけて、ポケモンの能力を特殊なツールを使って改ざん。ネット上で「今だけ!6匹オーダー4,000円」などと書き込み、顧客からの要望に応じて色違いや希少なポケモンをおよそ13,000円で販売していたとのこと。

これを受けて警察が2024年4月9日(火)、山川容疑者を不正競争防止法違反の疑いで逮捕。調べに対して「生活費を稼ぐためだった」などと供述し、容疑を認めているとのことです。また、改ざんデータの売上がこれまでに数百万円あったということで、警察はさらに詳しく調査中だといいます。

なお、本件で使用されたツールはネット上で無料でダウンロードできる上、改ざんに専門的な知識や技術は必要ないとのこと。
こうした背景から、ネット上では改ざんの疑いのあるゲームデータの売買が横行しており、コンピューターソフトの著作権保護団体「ACCS」などが注意を促しています。