平均体重に満たない痩せ型で小柄な子どもを持つママは、モリモリ食べるママ友の子どもを見ると、なんだか我が子がか弱い感じに見えてしまい、羨ましくなりますよね。
だからと言って、いっぱい食べてほしくて、食べ物をたくさんお皿に盛るのは実は全く逆効果になっているかもしれないのです。
そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が“健康的に子どもにたくさん食べさせる方法”についてお話ししたいと思います。
■少量だから“こそ”食べたくなる
スーパーやデパ地下の試食コーナーで、小さいカップに入れられた試食用の野菜炒めを食べてみると凄く美味しく感じます。ところが、買って家で作ってみてもそれほどの感動はなかったりします。
「スーパーでは単なる卓上用コンロで作っていたのに、家ではキッチンできちんと作ったはずなのに、どうして美味しくないの?」って思うことありませんか?
その原因として考えられるのは、実は“少量だからこそ”美味しかった可能性があります。
食が細い子の親はつい“たくさん食べてほしい”という強い思いから食べきれない量をお皿に盛りがちです。要はそれは子どもが食べきれる量ではなく、親が食べさせたい量にだったりします。
これでは逆効果なのです。試食コーナーのように少量にしてみてください。きっと「もっと食べたい!お替り!」と要求してきます。
結果的には、きっと最初からたくさん盛るより量を多く食べてることになるでしょう。
また、少量盛ることで残さず食べる習慣も付きます。食べきれない量を出されて残すよりずっと良いのではないでしょうか。
■空腹は最良のソース
小食な子は一度にたくさんの量を食べません。だからと言って「お腹が空くだろう」と心配になり、常に何か与えていると“空腹”というものを感じる経験が出来なくなります。
“ひもじいときにまずいものなし”という諺があるほど、お腹をすかして食べた料理が一番美味しく感じる経験は誰しもあるのではないでしょうか。
元々、食が細い子に、食事時間以外にお菓子をだらだら与えていたら、肝心の食事時間はお腹が空いていない状態になります。それなのにドーンと盛られ「食べろ、食べろ」と強要されれば、子どもだって嫌になってしまいますよね。
是非、うんとお腹を空かせて食事に向かわせてみてください。
■心配ばかりではなく、プラスに捉えましょう!
どうしても食が細いことに心配なママの場合、こう考えてみてはいかがでしょうか?
食べられないのに「食べろ」と言われるときついですが、もっと食べたいのに「太るから」制限されるのは更に辛いものがあります。
幼い頃に肥満体質にしてしまうと“太りやすい体質”になると言われていますので、そう考えると小食で食べる量の制限をかけなくて済んでいるのは、かえって良かったのだと考えてみましょう。
要は、あまり多くは食べない子にとって、その量で十分だから小食なのです。少ないエネルギーで十分体力維持できているので“燃費の良い軽自動車型”だとプラスに思いましょう。
いかがでしたか。
幼い頃、好き嫌いも多く小食の子も身体が大きくなるにつれ結構食べられるようになるのものです。
【画像】
※ Graphs / PIXTA
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【参考】
※ 立石美津子(2014)『1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ』(日本実業出版社)
【著者略歴】
※ 立石美津子・・・専門家ライター。32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症児の子育て中。著書に『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』