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出典:https://www.shutterstock.com

Q.不妊治療を始めたばかりの33歳です。ダンナがタイミング法を嫌って、なかなか行為に及びません。

どうすればダンナをベッドに引きずり込めるでしょうか? アドバイスをお願いします。

不妊治療の基本中の基本、「いろは」の「い」ともいえるのが、タイミング法。

タイミング法とは、排卵日に合わせて行為を行うというもので、これを不妊スラングで“決め打ち”と言います。自ら行為をするだけのことが“治療”なのかと疑問に感じますが、とにもかくにも、これが不妊治療の第一歩なのであります。

そしてこのタイミング法、苦手とする男性が実に多いのです。拙著『俺たち妊活部』を執筆するにあたり、101人にも及ぶ治療経験男性を取材したのですが、「タイミング法が苦手」という声を多く聞きました。

妊活中「タイミング法」でも夫を燃えさせる魔法の言葉  #06 【妊活QA】

「タイミング法が苦手」その理由と夫のリアルな声

タイミング法が苦手な理由とを聞くと、ざっとこんなものが挙げられます。

「行為日を決められると、途端に萎える」

「そういったことは自分のタイミングで誘いたい」

「待ちかまえられると逃げたくなる」

「子どもが欲しい」という互いの思いがあるのだから、甘ったれたこと言ってんじゃねえ! とはお思いでしょうが、それほどまでに男というやつは繊細なのです。

しかし男性ばかりが責められません。実際、「そりゃ萎えるわ」というエピソードも。

正常位で果てたのですが、そのまま嫁さんが両足で僕のお尻を物凄い力でロックしたんです。精子が奥まで入り込むためにやったのでしょうが、あの“カニバサミ”には萎えましたね。

何かカマキリの交尾のように、終わったら食われるんじゃないかと想像してしまいました。(Tさん・34歳)

果てたあと、ウチの奥さん何したと思います? 何と倒立したんですよ。逆立ちです、逆立ち。彼女は大学まで新体操をやってたので、その倒立姿は、まあ美しかった(笑)。(Iさん・33歳)

後者は少し極端な例ですが、男性はいつもの行為と違う匂い、つまり“ムードなき子づくりモード”を少しでも感じると、文字通り“腰が引けて”しまうようです。

男が喜んでタイミング法に参加してくれる「ある言葉」がある!? 

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「ムードなんて知らないわよ! こっちだって、したくてしてるわけじゃないわよ!」が、女性の本音かもしれません。

しかしそれを言ったら、行為そのものがなくなってしまいます。ここは女性がグッとこらえて、男を“立てる”べきでしょう。

ではどうすれば、男が喜んでタイミング法に参加してくれるのか? 僕が取材したなかで、これは素晴らしい! というものがあったので、それを紹介しますね。

ウチの奥さん、月に何回か「アタシ、したくなっちゃった……」って誘ってきたんです。結婚して7年にもなりますが、今までそんなこと言われたことなかったので、あれには燃えましたね。ですから毎回、彼女からそう誘われた晩は、そりゃあ応えましたよ。

それが実はあとからわかったのですが、その誘ってくる晩というのが彼女の排卵日だったのです。彼女は雑誌の妊活特集を読んだとき、「男はタイミング法が苦手」ということを知ったみたいで、それなら私から誘った“テイ”にすれば僕が応えてくれるんじゃないかと、この作戦を考えたそうです。これ、なかなかできるものじゃないですよね。だって恥を忍んで自分から誘うんですから。それも僕に気遣ってくれてたなんて。(Mさん・44歳)

このMさん夫婦、結局は体外治療までいって、42歳のときにようやく授かったそうです。

そしてダンナさんは「このタイミング法のときの気遣いに代表されるように、奥さんの温かい気遣いがずっとあったので42歳まで治療を頑張れた」と、仰っていました。

タイミング法は、妊活のまだまだ入り口。質問者のあなたは、さっそくパートナーへの思いやりが試されているのかもしれません。頑張って!

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※ nd3000 / Shutterstock