Japaaan読者の皆さんこんにちは、ライターの小山桜子です。小栗旬さんが主演の2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(NHK総合ほか)がいよいよ1月9日スタート予定ですね。
ガッキーこと新垣結衣さんの可愛すぎるビジュアルもついに公開され、期待度はMAXです。

でも、題名を見て、ふと疑問を抱いた方はいませんか?

「『鎌倉殿』って誰」。

そうなんです。「鎌倉殿」なんて学校で習いませんでしたよね。そもそも人なのか組織なのか場所なのかもナゾですよね。

心配ご無用です。今回は、『鎌倉殿』とは何かについて、簡単に分かりやすく解説します。

■鎌倉殿とは?

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の予習!…で、「鎌倉殿」ってダレ...の画像はこちら >>


鎌倉殿の13人 メインビジュアル

結論から言うと、鎌倉殿(かまくらどの)とは、「鎌倉幕府の棟梁、または、鎌倉幕府そのもの」を指す言葉です。

つまり、鎌倉幕府のトップの人間を指す事もあれば、鎌倉幕府という組織そのものを指す事もあるという事です。

■もともとは源頼朝を指していた

「平家物語」では「鎌倉殿」といえば鎌倉幕府の初代征夷大将軍・源頼朝を指していて、そもそもは源頼朝を指す言葉だったようです。

しかしながら、頼朝が亡くなると2代将軍・頼家、3代将軍・実朝・・・・・・と「鎌倉殿」は受け継がれていきました。

また、「幕府」という言葉は江戸中期以降にできた言葉で、当時は存在していなかったので、鎌倉時代の武士は鎌倉幕府そのものをも「鎌倉殿」と呼ぶこともあったそうです。


■小栗旬=北条義時は「鎌倉殿」ではない

小栗旬さん演じる主人公の北条義時は鎌倉殿になるの?と勘違いされる方もいるかも知れませんが、北条義時は鎌倉殿ではありません。大泉洋さん演じる初代鎌倉殿の源頼朝が建久9年(1199)に亡くなって、金子大地さん演じる息子の頼家が2代目の鎌倉殿になった時に、彼を支える13人の1人として抜擢されたのが、北条義時なのです。

■まとめ

まとめると、鎌倉殿の13人「鎌倉殿」という言葉が指すものは、

①大泉洋さん演じる鎌倉幕府の初代征夷大将軍・源頼朝。

②金子大地さん演じる鎌倉幕府の2代征夷大将軍・源頼家。

③鎌倉幕府という組織そのもの。

という事になります(現段階で登場人物として発表はされていませんが3代将軍・実朝以降の鎌倉幕府将軍にも受け継がれていきます)

合わせて読みたい

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で八嶋智人が演じる武田信義と言えば甲斐源氏…そのルーツをたどってみました

2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」

日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan

編集部おすすめ