妖怪の中には、雨の日に現れるものも多数。きっと、雨の日で歩く人がほとんどいないときに、現れたのでしょう。
妖怪の名前の中に、雨がつくものも多かったようです。

■豆腐小僧

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豆腐小僧(狂歌百物語より)

人気妖怪の一つで、雨の日に道端で出会うことが多い妖怪。人間の子どもくらいの大きさで、笠と手に持った豆腐が特徴です。豆腐小僧の豆腐を食べてしまうと、体中にかびが生えるそう。悪さをするわけではなく、雨の夜に人間を付けたりするだけ。人懐っこそうな正確で、気が弱いところもあり、他の妖怪からいじめられることも。少しおっちょこちょいな所もあり、大切な豆腐を落としてしまうこともあるそうな。

豆腐をモチーフにした妖怪で、仲間には長崎の豆腐娘。主に、江戸や鹿児島に出没していたそう。

■雨の小坊主

夜道で雨に濡れている童子をみかけたら、要注意。かわいそうに思って家に泊めてあげようと声をかけ、一緒に家に向かうと、道中で、童子の顔が5倍に膨れ上がって三ツ目になっているそう。そして、この雨の小坊主に笑いかけれたら気絶してしまい、気が付いたときには家とは全く違う方向で倒れているのです。
京都によく出没したと言われています。

■すねこすり

雨の日に現れる妖怪ですが、子犬のような姿。歩いている人の足をこすりながら通って、邪魔をするとか。雨の日に限らず通行の邪魔をする妖怪は、多いようですね。岡山によく出没していました。

■雨降り小僧

梅雨の時期にはご用心?豆腐小僧や雨降小僧、雨の日に現れる妖怪たち


雨降り小僧(歌川豊国画 御存之化物より)

雨の夜道に現れる、破れ笠や竹皮の笠をかぶった一ツ目小僧。両手に何かをもって歩み寄ってくるそう。これも、特に悪さをするわけでもないようです。

■雨乳母

雨乳母には、いろんな説があります。例えば長野県では、雨の日に訪れる神が堕落して妖怪になったという説、ほかの地方では、産んだばかりの子を亡くした女の霊という説も。

■雨降り入道

雨の夜に現れる大男の妖怪で、入道雲となって現れるそう。人家の近くにやってくることが多いと言われています。


天気が移り変わるときは、妖怪があらわれやすいチャンスなのでしょう。雨の日にお出かけするときは、もしかしてあの妖怪に会うかもとドキドキしていたのかもしれませんね。次回は、夜道を歩いているときに現れる妖怪をご紹介したいと思います。

参考文献:江戸武蔵野妖怪図鑑 山口敏太郎, 知識ゼロからの妖怪入門

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