第26回参議院選挙(2022年7月10日投開票)で、 NHK党から比例代表で出馬した東谷義和氏が当選した。「芸能界の裏側」を語る「暴露系」ユーチューバーとして知られ、自身のチャンネル「東谷義和のガーシーch」は127万人(7月12日15時ごろ時点、以下同)の登録者を抱える。

東谷氏のユーチューブ上での知名度が目立つが、他にもエンターテインメント業界を自身の背景に持つ立候補者がいる。それぞれのSNSの活用度合いは――。

TikTokで活動している候補者も

東谷氏のツイッターは何らかの理由で「凍結」中だが、自身のインスタグラムでは22.2万人のフォロワーを有する。こちらでは自身の日常写真のアップロードや、ユーチューブでの動画配信の告知をしている。

ショート動画プラットフォーム「TikTok」でも活動。約17.8万人のフォロワーを抱える。

主にユーチューブでの配信告知をメインとしつつ、参院選期間中には選挙活動の様子も投稿した。

タレントでは、アイドルグループ「おニャン子クラブ」の元メンバーで自民党から東京選挙区(改選数6)で初当選した生稲晃子氏も注目されている。2022年5月に開始したツイッターはフォロワー1.1万人。選挙活動に関する投稿が主だ。

公式のFacebookアカウントも所有し、「友達」は4600人。近ごろはやはり選挙に関する投稿がメイン。

フォロワー数約7700人のTikTokアカウントもある。動画は2021年内しか投稿されていないが、TikTokらしいショート形式のダンス動画が11本上がっている。

お笑いコンビ浅草キッド」の水道橋博士氏。れいわ新選組から比例代表で出馬、当選した。ツイッターのフォロワー数は51.6万人を誇る。ツイートも精力的で、2009年9月から2022年7月12日までに合計26.3万件。

選挙活動の様子や告知のほか、参院選前から政治的な意見の発信が目立つ。ただ、ランチの食事内容など、日常に関するツイートも行っている。

インスタグラムのフォロワーは約8700人。こちらも参院選期間中は選挙活動関連が多い。以前は食事内容や知人との写真など、日常的な投稿を一定数行っていた。

ユーチューブチャンネル「水道橋博士の異常な日常」は登録者数3.09万人。

近ごろは選挙活動関連の動画が多いが、これまでにお笑い芸人・劇団ひとりさんとの対談配信やプロレスに関するトーク企画など、独自のコンテンツを多く投稿している。

ツイッターでの知名度高いが落選

自民党から比例で当選し、代表作に「ラブひな」を持つ漫画家・赤松健氏。ツイッターのフォロワー数は21.1万人だ。他の立候補者と同じように選挙活動や出馬の宣伝ツイートが多いが、以前から自身の作品に関連した投稿のほか、漫画やアニメへの表現規制に反対する意見を多く発信してきた。

落選した候補者だと、無所属で東京選挙区に出馬した作家の乙武洋匡氏がツイッターフォロワー数の多さ(86.9万人)で知られる。2010年6月に開始し、7.5万件のツイートを行なってきた。

やはり選挙活動に関するツイートが多いが、もともとはテレビ番組の出演情報や政治、ニュースに対する意見の発信、日常の写真など投稿内容は多岐にわたる。社会問題などをテーマにしたトーク動画を投稿しているユーチューブチャンネル「乙武洋匡の情熱教室」の登録者数は8.47万人だ。<J-CASTトレンド>