いしたにまさき:先月はお休みをいただいたので、ちょっと久しぶりで、今年の初回となります。
はつめ: 2023年も、どうぞよろしくお願いします。
いしたに:さてさて、年末年始は「エルデンリング」のゲームオブザイヤー受賞とか、もろもろありました。まずは前回予告していた「GOODBYE WORLD」の話の続きからいきたいと思います。プレイしました?
はつめ:しました!!今年のイチ押しゲーム
いしたに:実は私もやりました。
はつめ:ストーリーゲーかと思いきや、突然やってくるミニゲームが意外と難しくて、笑いながらやってました。
いしたに:あ、たしかにあのミニゲーム、そんなに簡単ではなかったですね。
はつめ:なかなかストーリーが刺さるゲームでした。
いしたに:あれはなんて言うんですかねえ。青春と言うか、若きクリエイターに贈る...と言うか。
はつめ:「熊手」と「蟹井」のクリエイティブに向ける方向性のズレとか、「あ~~わかる~~~」って思いながらやってました。
いしたに:でも、普遍性のあるテーマだと思いました。
はつめ:そうですね。クリエイターだけではなく、「好き」を仕事にしてる人には刺さるのかなと。もちろんそうじゃない人にも。個人的に、自分がすごい蟹井タイプなので、熊手の話がグサグサ刺さってました。
いしたに:なんかいろいろといいですよね。エンディングまでのプレイ時間とか、グラフィックの感じとか。
はつめ:プレイ時間、大体2時間くらいだからちょうどいいですよね。
いしたに:映画一本ぐらいの量を自分のペースでやれる感じですよね。
はつめ:そうそう、私は活動休止期間にゆったりと進めていました。
いしたに:ネトフリのドラマとかだと、あと何話あるなあとか思いつつも、結局急いで見てしまうのに、ゲームだと自分のペースでやれるってのは、個人的には発見でした。
はつめ:ストーリーゲーの良い所ですよね。特に「GOODBYE WORLD」は長すぎず、短すぎずなので。
いしたに:そうそう、とてもいい長さ。そして、ミニゲームとのバランスのよさ。
はつめ:是非に。今年のイチ押しゲームです。「Apex Legends Mobile」終了を語る
いしたに:さて、私はまったくやらないうちに終わってしまったので、ぜひ話が聞きたいのですが。「Apex Legends Mobile」終了の件です。
はつめ:きましたね...。
いしたに:リリース1周年を迎えられなかったっていうね。
はつめ:早かったですね。
いしたに:うまくいかなかったからなんでしょうけど、それにしても判断早いなあと。
はつめ:自分が見ていた限りでは、結構なプレイ人口いるように見えていたんですけどね...。
いしたに:私もそんな印象ではありました。なので、びっくりしました。
はつめ:「APEX Legends」って、アジア圏、特に日本のプレイ人口がすごく多くて。確か一時期は、プレイ人口の半数は日本からの接続だったとか聞きます。モバイルとなると、もしかしたらほとんどが日本人だったのかなぁとか思いますね。
いしたに:あー、なるほど。
はつめ:韓国は「PCバン」っていうネットカフェがめちゃめちゃ多くて、家にPCがなくてもPCでゲームできちゃうんですよ。米国やEU圏の人のゲームハード事情ってどうなんだろうな...なんか、そんなことを思います。ただ、何も考えずに「サ終」してるわけではないと思うので、この判断が今後に生きるとよいなぁと。
いしたに:ビックタイトルで、モバイルであっても、こんなこともあるんだなあ。「モバイルなら、とりあえずヒットする」みたいな時代でも、もうないんでしょうね。それを象徴するような出来事でした。
7試合勝たないといしたに:次の話にいきます。えーと、「OverWatch2」どうですか。
はつめ:OW2はいいぞ。
いしたに:ずっと、やってますもんね。
はつめ:私が活動休止中に一番やったゲーム、OW2です。
いしたに:やはりキャラクターですか?
はつめ:単純に話題になって、マッチング速度が上がってるのはよいです。ただ、ランクシステムが...こう...上がりにくいというか...なんというか...。
いしたに:あー、それは実にゲームのQOLに影響出ますね。で、「なんというか」というのをもう少し詳しく。
はつめ:一定の勝利数でランクが振り分けられるんですよ。例えば最初の認定試合で「シルバー1」に振り分けられたら、そこから7試合勝つと(もしくは一定数負けると)ランクが変動する、みたいな。マジで言っていいですか。
いしたに:どうぞ。
はつめ:長げえよ!!!!!!!
いしたに:7試合だものなあ。
はつめ:それも7試合やったら、じゃなくて7試合「勝ったら」なんですよ。
いしたに: 1試合どれぐらい時間かかるんですか?
はつめ:ルールと試合内容によるんですけど、早いと10分、長いと20分強です。
いしたに:1試合5分とかじゃないんですね。それで7試合勝利は、かなり長い。
はつめ:そうなんですよ。それも内部レート(試合の個人成績)でランクの変動が大きく変わるみたいで、なかなかむずいです。だからチーム戦なのに、「自分よがり」なプレイングになりがち。
いしたに:それはなかなかにストレスフルですね。でも、やってしまうと...。
はつめ:私は基本、自分の社員の子たちと無限にやってたんですけど、それでも、なえては次の日ケロッとランク回すなどしてました...。
いしたに:それは「OW2はいいぞ」としか言えないですね。
はつめ:いや~でもみんなでやるのは楽しいんですよ。ランク回す時に自分のロールを選択できるんですが、私は大体3人でヒール、タンク、DPS一人ずつ選んで3人だけでも連携とれるようにやってました。
いしたに:じゃあ、一応「みんなでやる、OW2はいいぞ」としておきますか。
はつめ:そうですね。
(次回に続く)
【連載】はつめ降臨 成長する連載「第二形態」<J-CASTトレンド>
はつめ現在フリーのストリーマーとして活動している元プロゲーマー。高校時代にesports業界へ飛び込み、18歳にプロ契約。格闘ゲームのプロゲーマーとして、全世界で行われるCAPCOM Pro TourやEVOへも参加。2020年頃よりApex Legendsのゲーム実況をはじめ、当時の最高ランクに昇格するなど、FPSでも活躍している。米国発スポーツアパレルブランド「Kaepa」のブランドアンバサダーを務めている。テレビ番組「お願いランキング!」「王様のブランチ」「マツコ会議」への出演をはじめ、新聞やメディア出演も多数。Twitter:https://twitter.com/hatsumememe
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCq1FEiGmyh-52yYGeOMTVLA
いしたにまさきウェブサービス・ネット・ガジェットを紹介する考古学的レビューブログ『みたいもん!』管理人。2002年メディア芸術祭特別賞、第5回Webクリエーションアウォード「Web人ユニット」賞受賞。著書に2010年11月に単著「ネットで成功しているのは〈やめない人たち〉である(技術評論社)」など共著も多数。2011 年9月より内閣広報室・IT広報アドバイザー就任。同年アルファブロガー・アワード受賞。「ひらくPCバッグ」などネット発のカバンデザインも好調。ひらくPCバッグで2016年グッドデザイン賞受賞。Evernote ECL・ScanSnapアンバサダー・HHKBアンバサダー。Yahoo!ニュース個人オーサー。
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