“地震予報”の未来を拓く「地下天気図」令和2年要注意箇所は

“地震予報”の未来を拓く「地下天気図」令和2年要注意箇所は
2019年12月4日の地下天気図(メルマガ『DuMAの「地下天気図」』より)

昨年12月3日から4日かけて、茨城県南部・北部、栃木県北部などを震源とする関東地方で、マグニチュード4クラスの地震が立て続けに起きた。「首都直下型地震の前触れではないか……」と、メディアでも話題になったことは記憶に新しい。

いつ起きてもおかしくないと言われ続けている首都直下型地震や、南海トラフ地震。年が明けた現在の状況はどうなのか。地震の予測を研究する専門家に聞いた。

「“地下天気図”を見るかぎり、関東地方の地震活動は、まだ通常の状態に戻っていません。東日本大震災規模の揺れが起こる可能性は低いですが、しばらくの間は、マグニチュード6程度の地震が起きる可能性があります。ほかにも、大阪や紀伊半島周辺を含む近畿地方など、地下天気図で気になる場所があります」

そう警鐘を鳴らすのは、東海大学海洋研究所所長で、地震予知・火山津波研究部門長の長尾年恭教授。長尾教授は、阪神・淡路大震災以降、地震予測の研究を重ねてきたエキスパートのひとりだ。

複雑なメカニズムで起こる地震。いつ、どの程度の規模で起きるのかを正確に予知する方法は現状では確立されていない。そんななか、高い制度の“地震予測”が可能になる未来を開くのではないか、と注目を集めているのが、長尾教授が研究する“地下天気図”なのだ。

「地下天気図とは、地震の発生状況を、天気予報の気圧図になぞらえて可視化したものです。私たちが気付かないような小さなものも含めて、地震活動が通常より少ない状態を“低気圧”。通常より多い状態を“高気圧”と呼んでいます。昔から言われていることですが、大地震が起きる前には、地震活動が通常よりも減る傾向にある。つまり、嵐の前の静けさです。地下天気図でいう低気圧の状態が続いたあとに大きな地震が起きることが多いのです。地下天気図で、低気圧の状態が長期間続けば続くほど、そのあとに起きる地震は大きくなる傾向にあります。低気圧が続いている最中に地震が起きることもありますし、低気圧が解消して、地震活動が活発化し始めたあとに大きい地震がくることも多い。また、震源については、低気圧の真ん中より、その周辺部で起こることが多いようです」


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