《偽善・売名だと言われても、私の行動で「もう少し踏ん張ろう」と思ってくれる被災された方が1人でもいたら、何か被災した場所・人の力になりたいと思ってくれる人が1人でもいたらなと思っています》
7月14日、Twitterにこうつづったのは、タレントの指原莉乃(27)だ。各メディアによると、連日の豪雨で深刻な被害を受けた地元・大分県と日本赤十字社に各1千万円ずつ寄付したという指原。
36万件以上の「いいね」を記録し、彼女を讃える声が広がっている。
《偽善・売名で出来ることではないです。勇気と決断力の行動に敬服します》
《寄付は偽善ではないし、指原さんはもともと売れてるので売名でもないですね 応援してます!》
《金額の大きさに関わらず、自分に何かできることはないかという想いと行動が、なによりも尊いことだと思います》
「指原さんはレギュラー、準レギュラー含めると9本を超える番組に出演しています。CMの契約数は10本以上。彼女がプロデュースするカラーコンタクトの売れ行きも好調のようで、バラエティ番組でもたびたび『年収が億単位では?』と話題になるほどです。しかし指原さんは、老後保険への加入や両親に家を建てるなど“堅実ぶり”を明かしてきました。またHKT48在籍中にメンバーへお年玉をあげるなど、家族や仲間へは惜しみなくお金を使う印象です」(芸能関係者)
また指原の27歳という年齢も、《20代でなかなか出来ることじゃない》と多くの人々を驚かせているようだ。また、新型コロナウィルスの感染が深刻化して以来、20代~30代の寄付者が増加しているという。
YouTuberのHIKAKIN(31)は、「Yahoo!基金」と共同で「命を守る人を支えたいコロナ医療支援募金」のプロジェクトを立ち上げた。開始と同時に自身も1億円を寄付。
俳優の志尊淳(25)もインスタグラムで開始した「#志尊の自粛部屋」の収益から、日本赤十字社と共同募金会に合計1千万円を寄付した。
また起業家の竹花貴騎氏(28)は「教育が一番失敗しない投資」とし、故郷の東京東村山市に個人資産の1億1円を寄付。この寄付額の理由について、「わざと1円の端数を作ることで切りを悪くし、継続的な支援ができるように」とコメント。同市の全小中学校で、オンライン学習環境の整備に充てられるという。
「コロナ給付金寄付実行委員会」は全国の20代以上の男女に、政府による10万円の特別定額給付金の使い途について調査を行った(計1,249名/期間6月11日~18日)。なかでも「少しの金額でも寄付したい」と考える人は、20代が約4割と最多だったという。
「あるNPO代表者によると、『何かできることをしたい』という若者が増えているそうです。現在の20代、30代はSNSやオンラインが浸透しており、手軽に共感できる寄付先を選ぶことができます。寄付方法もクレジットカードやポイント活用など多様化。またコロナ禍を機に、資金用途が明確な寄付やクラウドファンディングの呼びかけもいっそう盛んになりました。