11月20日に行われたABEMAの企画「朝倉未来にストリートファイトで勝ったら1,000万円」。格闘家の朝倉未来(29)が合計96秒で挑戦者3名を倒したが、「素人相手にやり過ぎ」として波紋が広がっている。

これは全国から募集したファイターを路上で朝倉が迎え撃ち、彼に勝てば1,000万円獲得できるという企画だ。選ばれた挑戦者は、“会津伝説のけんか屋”久保田覚氏、後藤真希(36)の弟・後藤祐樹(35)、キックボクシングの現役王者モハン・ドラゴン氏、元KAT-TUNの田中聖(36)の4名。だが直前で田中は辞退し、3名が朝倉と対戦した。

「朝倉さんは久保田さんを14秒、後藤さんを45秒、モハン・ドラゴンさんを37秒と文字通り“秒殺”しました。一方で久保田さんは鼻骨が折れ、後藤さんも顔面があざだらけに。挑戦者は『いかなることが起きても自己責任とする』という誓約書にサインした上でのファイトだったそうですが、朝倉さんや企画したABEMAに対して、“やりすぎではないか”との批判が相次いだのです」(スポーツ紙記者)

朝倉は21日にYouTubeチャンネルを更新し、「1,000万企画を終えて」と題した動画を投稿。

「格闘技を盛り上げたい」との思いでこの企画を受けたという朝倉は、「俺も弱い者いじめをしたいわけじゃないし」とコメント。その上で、舞台裏について明かしたのだった。

YouTuberのシバター(36)から「マウスピースをしていないんじゃないか」との指摘があったことに、朝倉は「マウスピースは全員していました」と説明。また「床がコンクリートなのに(人を)思い切り投げていたのが危なかった」との指摘には、「あれ実は全部セット」「すべてが発泡スチロール」「床も格闘技用のマットをスプレーで地面っぽくしていた」と安全面での対策を明かしていた。

■「本気でやったら相手にはならない」

一方で、オーディションには総勢656人の応募があったという。つまり後藤や田中は厳選なる審査の上で、大勢の中から選ばれたというのだ。

「応募者には元ラグビー選手の寺田幸司さんや総合格闘技ポーランド2位のホイナツキ・パヴェウさん、オリンピック強化選手だった元テコンドー選手の皆川条治さんといった錚々たる“プロ”が軒並み顔を揃えていました。ですがそういった彼らは、朝倉さんの対戦者には選ばれていない。かねてこの企画は『本気でいく』と語っていた朝倉さんですが、視聴者からは“なぜプロたちが選出されなかったんだ”と疑問の声が上がっていました」(前出・スポーツ紙記者)

朝倉は22日にTwitterを更新。そのような対戦相手について物申してくる“にわかファン”に向け、次のように苦言を呈したのだ。

《街の喧嘩自慢で手加減しすぎて勘違いさせてしまったのが原因かな ポーランドとかラグビーとかにわかが言ってるから言っとく。まあまあ強いだろうけど本気でやったら相手にはならない》

“弱いものいじめ”は否定したものの、強気な態度に出た朝倉。

しかしネット上では、さほど共感は得られなかったようだ。

《だったら尚更、彼らとやればよかったんじゃないか。格闘技経験の無い芸能人を2人も選んでいる意味がわからない。本気でやったら相手にならないって、思うのなら、候補者の中で一番強そうなのから順番に選ぶのが普通じゃないのか。言っていることと、実際にやっていることが違い過ぎて理解できない》
《そりゃ本気でやれば朝倉未来が勝つ確立が高いのはにわかでも分かる。にわかが言いたいのはより強い相手がいるのに何故オーディションを開催しまで弱い対戦相手を選ぶ必要があるのかと言う事。

彼は自己保身及び言い訳に精いっぱいで発言自体が本末転倒》
《格闘を盛り上げたいと言いながら「にわか」と吐き捨てるのはどうなの? 普段格闘技を見ない無い層に興味を持ってもらいたくてやったんでしょ?》